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成程話:その悪口はきみのものだ
2012年07月12日 23:05
ひろさちや氏の心に響く言葉より
ある時、釈迦はひとりのバラモンから散々に罵詈雑言を浴びせかけられた。
私達は、釈迦は偉い人であって、他人から非難されるようなことはなかったと思っている。
しかし、それは誤解である。
釈迦の様な人でも、時には非難攻撃を受けるのだ。
だから、私達が他人から非難攻撃された時、その故をもって悲観してはいけない。
どんな人だって、他人から悪口を言われ、攻撃されるのだということを、しっかり銘記しておきたい。
問題は、その非難攻撃に対する、こちらの応じ方である。
釈迦は、罵詈雑言を浴びせるバラモンに向って、こう言った。
「バラモンよ、君の所に客がやって来て、君がその客に食べ物を出す。しかし、その客がその食べ物を受けなければ、その食べ物は誰の物になるか…」
「そりゃあ勿論、客人が食事を受けなければその食事は主人の物になる」
「では、バラモンよ、私は君の罵詈雑言を受けない。だから、その悪口は君の物だ」
私達はこの釈迦の態度に学ぶべきだ。
もっとも、自分に悪口を言っている相手に、釈迦と同じ言葉を返す必要はない。
そんなことをするとかえって逆効果になり、喧嘩になる。
私達は釈迦は相手の悪口を受け取らないようにされたのだと知って、自分もまた自分に向けられた非難・悪口を受け取らないようにすればいい。
そうすれば自然に静かになるだろう。
そういう解決法がいいと思う。
『捨てちゃえ、捨てちゃえ』PHP研究所
「天に唾(つば)する」という言葉がある。天に向って唾を吐けば自分の顔にかかってくる。人のことを非難攻撃したら、いつかそれがそっくりそのまま自分に返ってくる、ということ。非難攻撃は怒りと一緒で、相手を病気にする位の強い悪のパワーを持っている。だからこそ、悪口を受け取らないことが必要。[風疎竹(そちく)に来る 風過ぎて竹に声を留めず]という禅語がある。風が竹林にサーと吹くと、竹林はザワ②騒がしい。でも、一旦風が収まると竹林は嘘のように静寂になる。留めない、拘らない、執着しないということ。どんなに非難されようとこちらがそれに反応しなければ相手はそれを持って帰るしかない。
このデジログへのコメント
そうそう![](https://static.digicafe.jp/emoji/k/B95.gif)
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キリストにだって敵はいた
COSMICLOVEさん:いましたね~いっぱい![](https://static.digicafe.jp/emoji/k/B5B.gif)
☆コディー☆さん:確かに。そういえば悪口いってる人は別の人から逆に言われてたりしますね![](https://static.digicafe.jp/emoji/k/33E.gif)
禅問答を、研究する価値がありますね![](https://static.digicafe.jp/emoji/k/B04.gif)
管理貞操帯さん:そうかも
深いんだろうな![](https://static.digicafe.jp/emoji/k/33E.gif)
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