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少し成程話:相手の懐に飛び込む

2012年07月01日 22:38

少し成程話:相手の懐に飛び込む

ヤマト運輸小倉昌男氏の心に響く言葉より


どうも私は世の人々から、気が強くて喧嘩っ早い人間だと思われているようだ。
おそらく、宅急便の事業などをめぐって役人と徹底的に闘ってきたことでそういうイメージが広まってしまったのだろう。
実際は自分でも情けなくなる位気の弱い人間だ。
喧嘩っ早いどころか、むしろ、何か言いたい事があっても遠慮して引いてしまうことの方が多い。
にもかかわらず、逆のイメージを抱かれるような行動をとってきたのは、早い話、それが仕事だからである。
社長社長という役柄を演じなければ責任を果たせない。
では、私はどのようにして弱気な性格に反する行動をとったのか。
私は人の依頼を断る時、向こうがこちらに来るのを待つのではなく、自分の方から相手の所へ出向くことにしていた。
わざわざ自分の所に足を運んでくれた人の頼みというのは、中々断り難いものだからだ。
相手が来るのを待っていると気持の上でも後手に回ってしまう。
こちらから出向けば自分の気持も楽になるし、それだけで誠意を示したことになるだろう。
実を言うと、この心がけは清水次郎長の逸話から学んだものだ。
清水次郎長といえば喧嘩に強かったことで有名だが、ある時彼は人に「相手に勝つ秘訣は何ですか」と訊かれて、こう答えたという。
「要するに、思い切って斬ることだ。相手のまたぐらに足を踏み込んで斬りかかれば、大概相手の方が倒れているよ」
剣の勝負というのは、相手との間合いが大事だ。
しかし命がけの真剣勝負となると恐怖心のせいで、どうしても間合いが開きがちになる。
いざとなると腰が引けてしまう。
仕事も同じで、嫌な話をするときほど腰が引けてしまい、言うべきことを言えなくなってしまう。
何かを断る時、或いは相手の考えを変えさせたい時程相手の股ぐらに足を突っ込む位の覚悟で間合いをつめた方がいい。
敵の懐に飛び込むつもりで事に当るべきなのだ。
気の弱い人間はそれを意識的にやらなければいけない。

『[なんでだろう]から仕事は始まる!』PHP


孫子兵法にこんな言葉がある。
[死地には、即(すなわ)ち戦え]
絶体絶命の逃げ場の無い所に追い込まれたら全員死力を尽くして戦うしかないということ。どんな怠け者でも崖っぷちまで追いつめられれば異常の力を発揮する。
まだ大丈夫、何とかなる、と思っているから、行動が甘くなり、腰が引ける。気の弱い人、行動が鈍っている人は、待っているのではなく、こちらか仕掛ける工夫をしなければならない。あえて相手の懐に飛び込む気持が積極的な行動をうむのかも。

このデジログへのコメント

  • 管理貞操帯 2012年07月02日 05:10

    今の支那は、孫子を認めているのだろうか


    それより尊師を認めてたりして

  • なな♪ 2012年07月02日 23:27

    管理貞操帯さん:どうなのかな~

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