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『カツレツのルーツ』
2010年06月29日 00:28
明治初期
文明開化とともに西洋から様々な洋食が上陸しました。
その中の「カットレット」と呼ばれていた料理が変化し
カツレツになったと言われています。
カツレツと名前が変わる前
カットレット時代の調理法は
カツレツとはかなり異なっています。
まず肉は二十匁(約75g)ほどの小サイズ
これを四分(1.2cm)ほでの薄さに叩いて延ばします。
そして乾燥パン粉を付け
少量の油(バターの場合が多かった)で焼きます。
いわゆるヨーロッパスタイルの調理法です。
また
使用する肉も違っていました。
今でこそ『カツ』といえば豚肉や牛肉(おもに関西方面で人気)ですが
カットレット時代は牛肉、豚肉以外にも鶏肉、鹿肉、魚肉など
いろいろな材料が使われていました。
特に
文明開化下では
牛肉への関心が高かったらしく
「カットレット」といえば牛肉だったようです。
しかし
牛鍋(すき焼きの元祖)が
すぐ様庶民の味になったのに対し
カットレットを食していたのは
一部の文化人や趣味人に限られていたといわれています。
このウラログへのコメント
牛鍋喰わぬは、開けぬ奴!勝烈喰わぬわ、揚がらん者!と言われていたかどうかは、定かでないね♪^-^
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