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成程話:私心のない心

2013年07月26日 20:37

松下幸之助さんが若い新聞記者からアドバイスをお願いされた時の話

記者「まず記者に対して忠告なり、批判なりがありますか」
松下「私は記者に対しては、色々意見があるけれども、大切なことは、素直な心で取材せねばいけないと思う」
記者「素直な心とはどういうことですか」
松下「それは私心のない心である。今の新聞記者はどうも私心を逞しくして取材している。それは一面にはまた社会を益していることもあるかもしれないが、非常に社会を毒しているものがある。それはまわりまわって、やはり新聞社なり記者その人に返ってくる。というのは世間はそんなにバカじゃない。一時はごまかされても、あの新聞社は正直な報道はしない。一つの出来事を曲解して自分の意志を入れて報道している。あの新聞は信用できんな、ということになる。
だから、その新聞は一時栄えても、永遠には栄えないと思う。それは結局失敗ということだ。
そういうことをしないように、私心を捨てて正直に白は白として報道する。それが私がまず第一に新聞記者に望むところだ」
記者「確かにそれはその通りです。しかしそれだけでは記事が面白く無いでしょう」
松下「問題はそこにある。白いものを白として面白く読ます所に新聞記者としての技能がある。
白いものを黒くして面白く書いてみたり、黄色に報道して面白くしたりすることは確かに面白いかも知れないけれども、それは捏造になってしまう。真実性がなくなる。
真実性を失わずして、面白く読ますということは、文才もいるだろうし、また取材の仕方もあるだろうし、そこに新聞記者の手腕、力量というものがあるのだ」


松下幸之助さんのお話は凄く説得力があり、解り易い表現で大切な事を教えてくれます。流石、経営の神様といわれた方です。
そういう所を是非見習って行きたいと思います

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