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成程話:豊田佐吉さん
2013年07月12日 09:16
世界のトヨタ自動車の始まりの話
今から130年程前。
豊田佐吉さんという、大工の息子がいました。
小学校を卒業し、十二才になったばかりの佐吉さんですが、家計を助ける為にお父さんの仕事を手伝いするようになります。
ある日の夜遅く、はたおりをしていたお母さんが佐吉さんに尋ねました。
「おや?佐吉。どうしたね。又、お父さんに叱られたか?お父さんは厳しい人だからね。でもね、辛くても頑張るんだよ。お父さんはお前を立派な大工にしたいんだからね」
そう言うお母さんの手は、バッタン、バッタンと、はたおり機を忙しく動かしています。
それを暫く見ていた佐吉さんはお母さんに尋ねました。
「ねえ、それって一日にどの位おれるの?」
「ああ、これかい。そうだね、頑張っても、一尺(いっしゃく→三十㎝)位かねえ」
お母さんはにっこり笑って答えましたが、何だかとても疲れている様子です。
(お父さんや僕の仕事は夜になると終わるけど、お母さんは朝から夜中まで一日中だ。何とか工夫して、お母さんに楽をさせてあげたいな)
佐吉さんはそう思いながら、はたおり機の動きをじっと観察しました。
(手を、上に、下に、左に、右に。…なんだ。布をおるのは意外と簡単だな。これを自動で出来れば、もっと簡単に、もっと沢山の布がおれるかもしれないぞ)
手先が器用で、大工としても中々の腕前だった佐吉さんはその日から“はたおり機”を改良して、何と自力で足ぶみ式の“はたおり機”を作りあげたのです。
「どう、お母さん」
佐吉さんが作った“はたおり機”を動かしたお母さんは吃驚です。
「えー、これは前よりずっと楽だし、沢山布がおれるわ。佐吉、ありがとう」
「えへへ。こんなのはまだまださ。もっともっと改良して、自動で布がおれる“はたおり機”を作ってやるよ。僕の夢はね、この“はたおり機”でお母さんも、村の皆も、そして日本の人達皆をもっと楽にすることさ」
その言葉通り、佐吉さんは足ぶみ式の“はたおり機”を何十年もかけて改良していき、ついに六十才の時に完全全自動の『豊田式自動はたおり機』を完成させたのです。
これは日本が世界に誇る大発明です。
その後、佐吉さんは『豊田式自動はたおり機』の特許権を売った資金で息子さんに国産自動車の開発を始めさせました。
世界のトヨタ自動車の始まりです。
お母さんに楽をさせたい!!
そんな想いから生まれた発明だなんて、素敵です
誰かの為にと頑張る人に、神様は微笑むのかも
このウラログへのコメント
こんにちは。私、この豊田佐吉の映画を子供の頃観ました その時事今も心の奥に残っています 懐かしい
ええ話を有難う。我が国が産んだ偉人の一人。その動機が母を助けたいという純粋な利他心であった処が示唆的
ベソさん:有難うございます
そうですねやっぱり人を思いやる心は素敵な力になります
霧隠才蔵さん:映画になってたんですか知らなかった
豊田自動織機発明の話
子供の頃伝記を読んだ覚えが有ります。
日本の物づくりの精神を学んだ気がします
りぶらさん:そうなんだどのくらいの人が見に来てたんだろう
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