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成程話:まわりをほっとさせる人

2013年07月23日 22:30

斎藤茂太氏の心に響く言葉

『笑うことは、最も簡単な成功法』

目尻がやや下がりぎみという顔だちのせいもあるのだろうが、よく、「先生は忙しいのに、いつもニコニコ楽しそうだ」と言われることがある。
私とて感情をもつ人間である。
イヤなこともあれば、腹のたつこともある。
心配ごとも数かぎりなくある。
だが、私は、ある経験から、できるだけニコニコ顔でいこうと決意したのだ。
私の父・斎藤茂吉歌人として名をはせたが、本業はあくkまでも精神科医者
都内有数の規模を誇った斎藤脳病院の後継者であった。
都内有数の規模と書いたのは、けっして自慢したいからではない。
大病院を維持するのは、昔もいまもなかなか難儀なことなのだ。
私自身、その重みに長いこと耐えてきたから、誰よりもよくわかる。
しかも茂吉は養子だったから、なんとしても先代の築いた栄光を汚すことはできない。
その反動か、茂吉はいつも苦虫をかみつぶしたような顔をしていた。
おまけに癇癪もちだったから、家族一同いつもピリピリしていて、家の中も病院も、けっして穏やかで心地よいとはいえなかった。
子供心にも私は「それではいけない」と考えていた。
それで、自分が一家の長や院長という立場に立つようになってからは、いつもニコニコ顔でいようと心に決めたのだ。
コンチクショーと思うようなときも、あえて唇の端を引いて、無理にでもニコッと笑ってみる。
そうすると、さっきまで腹を立てていた自分がバカバカしく思えてきて、ニコニコ顔が定着する。
顔で笑って心で泣いているうちに、心まで笑ってくるという経験を毎日にように重ねてきた。
笑顔は人のためならず、ニコニコ顔の効用は、相手を快くさせることばかりではない。
笑顔を心がけているうちに、自分自身の心までときほぐされてくるのだ。
笑いには脳の活動を高める効果があることは生理的にも実証されている。
病院寄席を開き、患者さんの治療に役立てている病院もある。
「表面をつくるということは、内部を改良する一種の方法である」(夏目漱石)

『いい言葉は、いい人生をつくる』成美文庫


楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ」と言ったのはアメリカ哲学者であり心理学者ウィリアムジェームズ
問題が起きた時、どんなに苦々しい顔をしようが困った顔をしようが事態は1つもよくはならない。
ましてや、怒鳴ったり文句を言ったりすれば状況は悪くなることはあっても、よくなることはない。
周りにプレッシャーを与え、ピリピリしたり緊張したり、不安にさせるだけだからです。
北風なのか太陽なのか…
笑顔の人は周りをほっとさせる

このウラログへのコメント

  • りぶら 2013年07月24日 00:15

    確かに普通で居るより笑ってる方が
    周りの雰囲気はいいですからね
    勤めて口角は上げるよう努力します

  • なな♪ 2013年07月24日 00:46

    りぶらさん:私も意識したいと思います

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