新田さんちの今日のごはん（外伝５）

皆さん，こんばんは！

風が強い一日でした。
皆さんのお家の辺りは，如何でしたか？

今回も前回に引き続き，
「外伝」をお送りしようと思います。


夕方，
私は夕食の相談で，
父とキッチンでお話をしていました。

その時，
宅配便が届きました。

父：来た来た！
私：？？？

父は手際よく，梱包を解いていきます。

出てきたのは，

　ガスストーブ

しかも，かなりのレトロな品です。
年式を見ると，
何と，１９７４年の文字が・・・！？

私：どうしたの？
父：メル〇リで買った。
　　本体８００円。送料１５００円。
　　不可思議な手数料３００円。
　　合計，２６００円。
私：古くて汚いけど，火が付くの？
父：それをこれからやる。

父は，
炊飯器のガス栓にストーブのガスホースを取り付けました。

父：お～，ちゃんと火が付くわ～。
私：ちょっとクサくない？
父：古いからな。ほこりの類が燃えているのだろう。
　　今度，分解清掃，するから，それから使え。

父は私が以前，
「キッチンは足元が寒いなぁ」と言っていたのを，
聞いていたようです。

父は優しいです。

父はストーブ上面の汚れを，
カッターナイフで削り落としていました。

ふと，床を見ると，赤い点々が・・・

私：ちょっと父よ！　血が出ているじゃん！
父：あ，切っちまった・・・

というと，左手の親指をしゃぶっていました。

私：絆創膏，取ってくる！
父：ダイジョブだ。
　　輪ゴムで縛れば，５分で血は止まる。

床に点々と続く，赤い血痕。
相当深く，切ったようです。

私：これだけ血が出ているのに，
　　何で気が付かなかったの？
父：ナイフの刃を取り換えてばかりで，
　　切れ味が鋭かったからな。
　　痛みを全く感じなかった。

と言いつつ，
親指の根元を輪ゴムで縛っていました。

その後，何事も無かったかのように，
またカッターナイフを振るう父。

工作の類で，
父が怪我をしたのを，初めて見ました。

父：油断したな。
私：ホント，気を付けてよね。

薄汚れているけど，
キッチンで私の足元を温めてくれるストーブ。
父を怪我させたのだから，
その分，真面目に働けよ！
ちょっとニンマリしていると，
父が言いました。

父：あ，外観のバフ掛けは，
　　お前の仕事な。
　　鍋磨きの経験が，良い処で役に立つな！

父は厳しいです。
って，どっちなんじゃい（笑）！


今日も我が家は通常営業です。


今回もご覧いただき，ありがとうございました。

それでは，また！！

＼(^o^)／