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成程話:得意なことを伸ばしてあげる
2016年07月12日 23:37
子供の勉強法についての話♪
宙(そら)君は、その名前のとおり、宇宙が大好きな男の子です。
図鑑も本もマンガも宇宙に関するものしか読んでくれないと、お母さんは悩んでいました。
でも、それでいいと私は思います。
子供の好奇心に従って伸ばしてやることが、脳のより豊かな成長につながるからです。
脳には「汎化(はんか)」という特徴があります。
これは「何かひとつの能力が伸びると、それに直接は関係しない部分の能力も伸びていく」というものです。
宇宙が好きで星の図鑑ばかりを見ているうちに、言葉の能力も伸びていく、というようなことです。
何かひとつの分野に集中して取り組むと、脳内で、それに関連する神経細胞のネットワークが強化されます。
それにつられて、他のいろいろな部分のネットワークも最適化されるために、このような現象が起こると考えられます。
つまり、何かひとつでも秀でた能力があると、それにつられてその他の能力も底上げされるのです。
(中略)
苦手教科があると、親はついそれを勉強させようとします。
苦手を克服させたい、という気持ちはわかりますが、そうして子供の好奇心を奪ってしまえば、本末転倒です。
まずは得意科目を徹底して伸ばしたほうが、成績全体が上がりやすくなるといえます。
子供の自信という面から考えても、得意なことを伸ばしてあげることは、正しい勉強法だと思います。
「賢い子」に育てる究極のコツ
瀧 靖之 著
文響社より
江戸時代中期の儒学者「荻生 徂徠(おぎゅう そらい)」の言葉に以下のようなものがあります。
「人を用うるの道は、その長所をとりて、短所はかまわぬことなり。
長所に短所はつきてならぬもの故、短所は知るに及ばず。
ただよく長所を用うれば天下に棄物なし」
意味は、
(人を職や地位につけ仕事をしてもらうときは、その人の長所を取り立てて、短所は気にしなくてもいい。
その人の長所を十分に活用すれば、世の中に“役に立たない人”などいない)
長所がズバ抜けている人は、短所さえも魅力に感じます。
また、アメリカでは、一芸に秀でた人がモテるのだそう♪
大学入試も、日本のように成績の良い順に合格になるわけではなく、成績が悪くても、一芸に秀でた人の中から合格者を出し、わざといろいろなタイプの学生を選ぶようにしているのです。
長所を磨いていくと、自ずとその他も磨かれていくのです(^_^)b
成長のコツも掴めますからね♪
好奇心(ワクワク)を大切にしていきたいですね(*^^*)
このウラログへのコメント
「思わざれば花なり、思えば花ならざりき」…世阿弥の「風姿花伝」より
ありのままのその子を一番近くの親が認めるっていう事が子供の成長に一番大事なのかなと
通りすがりの戯言使いです
m(_ _)m
一(イチ)さん:お返事にだいぶ日にちがあいてしまいましたがコメント有難うございます。
通りすがりでも嬉しかったです♪
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