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ネットで見つけた話…今の内に言っておくね。
2016年02月20日 17:56
ネットで見つけた話↓
【今の内に言っておくね。ごめんね】
『数年前、私の母は体調を崩し、認知症も発症してしまいました。
私が家にいるときは良いのですが、私が外にいるときは、何百回も電話が掛かってくるような状態で。
病院にいるときも、「こんな老人ホームに閉じ込めて!」と、病院であることも分からなかったりして。
実は私は母とは確執があって、長年、不仲でした。
でも、とある人のアドバイスで、母のことを大事にした方が良いと思うようになったんです。
それからは、母への愛情を示そうと、いつもよりも優しく接したり、ということを心がけました。
そんな中、ある日、病院に行くと、病室の母が「ちょっと話をしよう」と言って、二人きりになって、話をしたんです。
すると、母はこう言いました。
「私の認知症は、どんどん進行している。今は、こうやって、きちんと話が出来る時間があるけど、その内、認知症が悪化して、こうやってちゃんと話せなくなる時が来ると思う。
だから、今の内に言っておくね。ごめんね」
それを聴いて、泣けてきてしまって・・・
そして、私はこう言いました。
「今まで散々酷い目にあわされて来たから、そのくらい何でもないわよ!」
その後、写真を撮ったのですが、珍しく母はおさげ髪にしていて、すごく可愛くて。
ずっと笑顔の無かった母が、この時はすごく良い笑顔で写真に写ったんです。
そして、その後・・・母は、亡くなりました。
今でも、その時の母の素敵な笑顔の写真を、大切に持っています。
長年確執があったけど、最後は、わだかまりも解けて、一緒に良い時間を過ごせて良かったです』
確執があったお母さん。
きっと、この女性はお母さんのことを「全部大好き」なんて言えないと思います。
でも、やっぱりお母さんはお母さんなんですよね。
世界で一人だけのお母さん。
辛い気持ちにさせられたこともたくさんあったと思いますが、確かに愛されていた。愛してくれた。
その気持ちがこもっていたのが、きっと、この女性の涙だったのでしょう。
「だから、今の内に言っておくね。ごめんね」
元気だった頃の母親と比較してしまって・・・
認知症を発症する前の母親と比較してしまって・・・
そして、その後、母親がどうなるかを想像してしまって・・・
これほど切ないことがあるでしょうか。
遺された者は、まだ生きているから、前を向いてなんとか歩いていかないといけません。
そのために、たった一枚の写真が、一瞬の笑顔が、心の救いになることもあります。
ずっと笑顔の無かったお母さんが、亡くなる直前に写真を撮った時にすごく良い笑顔で写ってくれたこと。
それは、実の娘に対する最後の贈り物だったのかもしれません。
命を繋ぐこと。
それは、高度な医療技術が確立された現代でも、いや、高度な医療技術が確立された現代だからこそ、私たちが忘れてはいけないことなのかもしれません。
このウラログへのコメント
さぶローさん:お返事遅くなりましたが、コメントありがとうございます(*^^*)
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