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書籍:「地域一番コンサルタント」になる方法

2015年05月19日 23:53

今日の紹介は、水沼啓幸氏の著書です。

■「地域一番コンサルタント」になる方法
水沼 啓幸(著)

栃木県宇都宮市で地域に密着したコンサルタントの著書。

コンサルタントとして起業したい方はもちろん、他の分野でも起業したい方にはおススメの一冊♪
なかなか顧客を獲得できないスタートアップの時期に取り組むべきこと、既存顧客や地域の公的機関などとの関係構築方法、メニューの作り方は、これから起業したい方や起業したばかりの方には特に参考になるかと思います。
コンサルタントというと上から目線大風呂敷を広げようとしてしまうことも少なくありません。
それに比して著者の水沼氏は、経営者と同じ目線で、協働していこうというスタンスで、非常に共感できます。
著者の一番言いたいことは、「いい人脈」が独立起業においてのポイントということではないでしょうか。
いい人脈をつくり継続して貢献していくことが、時間はかかるかもしれませんが、結局は成果につながると思います。
読みやすくかつすぐに実践につなげられる本です。
それでは特に参考になった話を紹介していきます。


●業種に縛られない「分野」のテーマを作るとよい
地域で一番のコンサルタントになるためには、「分野」をテーマにしてコンテンツ作成、マーケティングを行っていくことがよい。
特に経営者が必要としているか、あるいは苦手としている分野をテーマにすると効果的です。
分野とは、金融資金繰りを含めた財務、商品開発等のマーケティング製造業でいえば技術開発のような分野をテーマにしたコンテンツのことです。
分野を定義したサービスには、業種を超えてニーズがあるため、地道で効果的にお客様を開拓できます。
また、お客様に不足している知識やノウハウのため、ウィン・ウィンの協調関係を築くことが可能になります。
したがって、1年以上の超長期的な構築関係を築くことが比較的容易になってきます。

スタートダッシュをかけたいなら事業計画書を持って50人訪問しましょう
50人に会いに行くことにより、結果として事業計画ブラッシュアップされ、見込み客を作っていくことになります。

●断る勇気を持つ
「これは成果が出ない」と思ったときには、勇気を持って断ることも必要です。
断る基準としては、以下の点が挙げられます。
1.自社のメリットのみを考えている社長
2.料金について成果報酬を切り出す社長
3.明らかに改善が無理、継続が不可能な会社の依頼
業績が悪ければ悪いほど企業はコンサルタントの話をうのみにしやすく、占い師的な位置づけになることがある。
何でも仕事を受けるコンサルタントは、本当の意味でプロではないと言えます。
コンサルティングしていく中で、信頼関係が築けず、成果の上がる提案ができなければ、存在自体が無意味なものとなってしまいます。

コンサルタントの地域における人気ほど不安定なものはないと思います。
人気が出ると、引き合いが多くなり、フィーが上がってきます。
しかし、安易にフィーを挙げることは中長期的に見て危険です。
まずは何よりも、サービスの質を上げていくことが大切です。
そうすれば、契約したサービス以外の相談を依頼してもらうことで、既存のお客様の満足度を上げながら、売上の増加を図ることができます。
地域密着コンサルタントとして、まずはお客様に対して成果を出すことが最優先事項です。

●既存のお客様と長く付き合っていく秘訣の1つに、テーマを変えていくということがあります。
会社の状態がよくなると、課題がレベルアップしていきます。
例えば、資金繰りに窮していた会社が1年経って資金繰りの課題を解決したとします。
そうすると、経営幹部の課題が目の前に横たわったり、商品・サービスが時代に合わなくなって商品企画・開発を行わざるをえなくなるなど、さらに高度で解決が難しい話題が山のように押し寄せてくるのが経営です。
経営に終わりはありません。
コンサルタントは、どんな課題が生じているのかを整理して、長期的な観点からクリアーする方法を一緒に考えていくことです。

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