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ネットの印象的な話、いい話、ほっこり話

2013年11月20日 22:19

ネットの印象的な話、いい話、ほっこり話

[水色の指輪と赤い指輪]
「もう死にたい・・・。もうやだよ・・・。つらいよ・・・」
妻は産婦人科の待合室で人目もはばからず泣いていた。
前回の流産のとき、私の妹が妻に言った言葉・・・
中絶経験があったりすると、流産しやすい体質になっちゃうんだって。」
そのあまりにも人を思いやらない言葉に私は激怒し、それ以来 妹夫婦とは疎遠になっている。
妻は口には出していないが、もの凄く辛い思いをしていたと思う。
だから、今日までなんとか2人で頑張ってきたが、3度目の流産
前回も前々回の時も「また、頑張ろう」と励ましてきたが、励ます言葉が妻にプレッシャーをかけるような気がして、何もいえなかった。
いや、そうではない。今考えるとおそらく、3度目の流産を告げられて
子供がいない人生を私は模索し始めていたんだと思う。
私は冷淡な動物だ。情けない。
「ごめんね・・・。でも、もう私頑張れないかも。もう、駄目だと思う」
待合室に妻の嗚咽だけが響く。
「ううん・・・○○(妻の名前)が悪いわけじゃないんだから。こればかりは、運だから・・・」
それ以上、かける言葉が見つからなかった。
その時、妻の隣に4~5歳ぐらいの男の子が座った。
「あのね、これあげるから、もう泣かないで」
その子が差し出した手の上には2つの指輪。おそらくお菓子のおまけだと思う。
男の子「水色のは泣かないお守り。こっちの赤いのはお願いできるお守り。」
私「いいの?だって、これ、ボクのお守りなんでしょ?」
男の子「いいよ、あげるよ。ボクね、これ使ったら泣かなくなったよ。もう強い子だから、いらないの」
私「赤い指輪は?お願いが叶うお守りなんでしょ?これは、いいよ」
男の子「これね、2つないとパワーがないんだって。おとうさんが言ってた」
そう言うと男の子は「だから、もう泣かないで」と言いながら妻の頭を撫でた。
少し離れたところから「ゆうき~、帰るよ~」という彼のお父さんらしき人が彼を呼ぶと、男の子は妻の膝に2つの指輪を置いて「じゃあね、バイバ~イ」と言って去っていった。
今時珍しい5分刈頭で、目がくりっとしたかわいい男の子だった。
私はその子の後姿をずっと目で追っていたが、ふと隣を見ると、妻は2つの指輪をしっかりと握り締めていた。
迷信とか宗教とかおまじないとか、そういったものはまったく信じない2人だけど、この指輪だけは私たちの夢を叶えてくれる宝物に見えた。
その日から妻は、さすがに子供用の指輪なのでサイズが合わないため紐をつけてキーホルダーにしていた。
それから2年半後の今年2月9日我が家に待望の赤ちゃんが誕生した。
2770gの女の子
名前は、あの男の子あやかって「有紀(ゆうき)」にした。
生まれる前から、男の子でも女の子でも「ゆうき」にしようと決めていた。
ゆうきくん、あの時は本当にありがとう。
あの時、君に会えていなかったら、君に慰めてもらえなかったら、今、この幸せを感じることはできなかったと思う。
私たち家族は君に助けてもらいました。
君からもらった2つの指輪は、娘のへその緒と一緒に、大事に保管してあります。
我が家の宝物です。
うちの娘も、君のように人に幸せを分けて上げられるような子に育って欲しい。
本当に、本当にありがとう。


[広島出張で]
出張で広島に来ました大阪会社員です。
本日、昼2時半ごろ広島駅のATMでお金を下ろした後、タクシーに乗ろうとしたとき、「誰かATMでカードを忘れた方いませんかー」と、ものすごく大きな声で叫んでいる女子高生二人組がいました。
もしやと思い、近づいて確認すると、それは私のキャッシュカードでした。
急いでいたので「ありがとう」と一言しか言えなかったのですが、駅前で人通りが多いのにもかかわらず、見ず知らずの誰かのために大声で叫んでくれた二人の女子高生に改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
おかげで私の大切なキャッシュカードを紛失せずに済みました。
乗り込んだタクシーの運転手の方も「すごい子達やなー」と感心しておりました。
自身の勇気ある行動とは思いますが、広島県での教育の質の高さも垣間見えた気がしました。
「大声で叫んでくれて助けていただいたこと、本当に感謝しています。ありがとうございました」
どうか、二人にもこのメッセージが届くことを祈ります。


[イラッとした時]
保育園に通う子がお母さんに教えてくれたそうです。
ママ、腹が立ったら鼻から息を吸って、口からはくと落ち着くねんで」
お母さんは、今はやりのロングブレス深呼吸のことかなと思いながら聞いていたそうです。
「そしたら、鼻から天使が入ってきてな、胸にいた悪魔が逃げていくねん。今日腹立つことがあってさ・・・。悪魔がおったけど、ゆっくり息吸って、ゆっくりはいてん。落ち着いたわー。胸に天使、いっぱいやで」
お母さんは、子供に素敵な話をしてくれた先生に感謝したそうです。
「これからも嫌なこと、腹が立つこと、いろいろあると思うけど、大きく息を吸ってはいて、胸を天使でいっぱいにして乗り越えていけるといいなあ」

このウラログへのコメント

  • wwwうさぎjp 2013年11月20日 22:37

    ゆうきくん。
    ありがとうー。

  • りぶら 2013年11月20日 23:16

    広島じゃ~

    当たり前じゃけぇ

  • なな♪ 2013年11月20日 23:52

    りぶらさん:素敵ですね~

  • なな♪ 2013年11月20日 23:55

    仮面紳士さん:小さな紳士ですね

  • なな♪ 2013年11月20日 23:58

    PANDAさん:不思議だけど素敵ですね

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