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本:繁盛店は料理と言葉でつくる すぐにできて売れるキャッチコピー

2014年07月31日 23:36

竹内謙礼氏の著書です。

■繁盛店は料理と言葉でつくる すぐにできて売れるキャッチコピー
竹内謙礼(著)

今の時代、お客様は、前もってテレビインターネットなどで情報を収集し、飲食店を選ぶ傾向にあります。
つまり、食べる前から「おいしそう」という気持ちを消費者に湧き立たせることができなければ、お客を呼び寄せられず、売り上げも増やせません。
このように、「料理」と「言葉」は、切っても切り離せない関係になっているのです。
魅力のあるキャッチコピー、言葉の作り方を非常にわかりやすく学べるのが本書です。
飲食店の方はもちろん、そうでない方にも大いに役立つのではないかと思います。
特にメニューの言葉作りに役立つ素材群と状態群は、必見です。
どんな業種の方にでも参考になるでしょう。
それでは特に参考になった話を紹介します。

●「言葉」は、シンプルでなければ伝わりません。短くて、分かりやすくて、端的に述べているネーミングやキャッチコピーは伝達力が高く、ヒット商品を生みだす原動力になります。
ところが、飲食店の方々が「メニューの言葉作り」をすると、長文のネーミングやキャッチコピーになりがちです。伝えたいことが、次から次へとあふれ出てくるのでしょう。
自分の料理は可愛くて仕方ないという作り手の気持ちはよく分かりますし、特徴をあれこれ言いたくなるのは当然かもしれません。しかし、いろいろと伝えた結果、受け取り側からすると料理の特徴がぼやけてしまい、メッセージ性を乏しく感じてしまいます。
ですから、料理のネーミングやキャッチコピーに関しては、「削る勇気」を持ちましょう。
「この言葉は特に強調しなくていい」「この言葉は入れなくてもいい」。
このように意識して、できるだけ言葉が短くなるような習慣を身につける必要があります。シンプルに分かりやすく伝える技術が身につけば、メッセージ性の強いメニューの言葉作りが可能になります。あと、勘違いしやすいポイントが「奇をてらいすぎる」ことです。
一見、奇をてらったインパクトのあるネーミングは、お客の注目を集めやすいような気がします。
でも実は、そのような冒険的なネーミングは、お客様敬遠されやすいところがあります。
一般的な言葉と”ちょっとだけ違う”ぐらいの変化のほうが、お客さんのウケがいいそうです。

お客さんを個人名イメージしてみましょう。
鈴木部長だったら、こういう料理を喜んで食べるだろうな」と具体的に1人を仮定して想像するのです。
ここから店の外観や内装、料理などのイメージを膨らませることができるでしょう。ターゲットにする客層のイメージが絞られればられるほど、メッセージ性が強いお店になり、コンセプトがはっきりとしてきます。
「少し絞り過ぎかな」と思うぐらいが、ちょうどいいコンセプトと言ってもいいでしょう。なお、コンセプト決めに行き詰まってしまったら・・。
そのときは「人」を全面に打ちだすことをお勧めします。
これだけ世の中に飲食店があふれ返ると、差別化オリジナリティーも、ほとんど隙間がなくなっているように思えます。それに対して、「人」というコンセプトに絞り込めば、「その店員さんに会いたいから食事をしに行く」という、オンリーワンの来店動機を簡単に作ることができます。

生産された「地域名」をメニューに添えることはよくありますが、和歌山県にあるイタリア料理店「シエスタ」では、農園や生産者の名前までもが、メニューに挿入されています。
非常に珍しいケースといえます。食材の地名だけを冠にしたメニューだと、メッセージ性はとても弱くなってしまいます。
でも、農園や作り手の名前をメニューに盛り込むと、お客様がそこからストーリーを想像してくれるのだそうです。
「この食材、どうやって仕入れたんだろう」とか「この料理どうやって作ったんだろう」って。
そうやって食べる前からイメージを膨らませてくれることは、必ず料理の味にもプラスの影響を与えてくれるのです。
メニュー名は店の”差別化戦略”に大きな役割を果たしているのです。

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