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成程話:呼ばれる人

2014年04月06日 22:44

萩本欣一氏の心に響く言葉

実はぼく、コント55号の活動を休止したとき、アメリカに行っちゃおうと思ったことがあるんです。
ひとりでなにをしたらいいかわからなくなって、舞台も映画も優れてるアメリカでいちからやり直そうと思って。
それで井原元日テレビ第一制作局長)さんのとこに飛んでいって、「ぼく、アメリカに行きたいんです」って言ったら、「アメリカから呼ばれてんの?」って聞かれたので、「いや、呼ばれてないけど、向こうに行ってチャップリンみたいになりたいんです」って言ったの。
そしたら井原さんにこう言われちゃった。
アメリカって、世界の優れ者を呼んでいる国だから、呼ばれもしないのに行くと苦労しますよ。欽ちゃん、まだ呼ばれてないんだったら、日本にいて自分でテレビ番組をつくったほうがいい。どんどんつくったほうがいい。それが優れてれば、アメリカから呼びにくるから」って。
僕はこれを聞いたとき、よし、アメリカから呼ばれるコメディアンになろうと思って、自分の番組をつくり始めたんです。
番組のセットを日本間にしたのも、そのほうがアメリカ人には珍しいから受けるかなと思って。

小林信彦萩本欣一 ふたりの笑タイム集英社


毎年この時期になると「深山(みやま)の桜」の話を思い出す。
深山の桜とは、山奥にある桜の木のこと。
桜の木が小さな頃は、まだだれも気付かない。
それがだんだんと大きくなるにつれ、その桜を見ようと、人がおしかけてくる。
やがて、何もない山奥に、その桜木までの細い道ができる。
そして、何年もたつと、大木となったその桜を見るために、道は広くなり、まわりに店もできる。
自ら一つの宣伝せずとも、魅力があれば多くの人が集まってくる、ということだ。
「嚢中之錐(のうちゅうのきり)」(史記)という言葉がある。
嚢中とは、袋の中ということだが、その中に錐を入れておけば、必ず袋を突き破って外に出てくるという意味。
つまり、すぐれた才能を持った人は、自ら宣伝せずとも自然にまわりが引き立ててくれ、際立つ。
外見を飾ることより、まず内面を磨くことが大切だ。
「ここぞ」というとき、誰かに呼ばれたり、頼まれたりするには真の実力がなければならない。
どんなときも、自らを磨き、実力を高める人でありたい。

このデジログへのコメント

  • SYUZO- 2014年04月06日 22:53

    少し違いますけど
    広告は速効性があるけど信頼があるのはやはり口コミってとこですかね(  ̄▽ ̄)

  • なな♪ 2014年04月06日 23:25

    SYUZO-さん:私もそう思います。最近は口コミも信用しにくくなったのが残念です

  • なな♪ 2014年04月06日 23:52

    PANDAさん:ちゃんとしてるんですね

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