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いい話…他人の趣味や嗜好

2011年05月26日 20:24

いい話…他人の趣味や嗜好

【他人の趣味や嗜好

川北義則氏の心に響く言葉より…


他人の趣味や嗜好に、口出しすることくらい野暮なことはない。

ゴルフ好きな人に「あんなもの、どこが面白いんだ?」と聞くのは失礼である。

私は原則として、他人がどんな趣味や嗜好の持ち主だろうと、余計な口出しをしない。

それは大げさにいえば、人格否定につながるものだからだ。

たとえば「あんな奥さんのどこがいいの」と真顔で聞いたら、相手から絶好宣言されるかもしれない。

恋人奥さん選びだって、趣味や嗜好と無縁ではない。

さすがに、人に関しては口を挟むのをみんな控えるが、それ以外の趣味、嗜好となると、なぜか人は平気で「ああだ、こうだ」という。

これはやめたほうがいい。

もし口を出すなら肯定、同調する場合に限る。

腹の中で色々思うのはかまわない。

人には洞察力や批判力が備わっているから、「私の趣味は何々で…」と聞かされれば、「なるほど、そういう人間か」とか「くだらない趣味だなあ」などと思うのは避けられない。

だが、わざわざ口に出すことではない。

趣味や嗜好は人間性を表すから、あれこれ批評するのは怖いことでもある。

そのことを見事に語ったのが文芸評論家小林秀雄氏の次の言葉だ。

批評とは畢竟(ひっきょう)、他人をダシにして己を語ることである」

まったくその通りで、人のことをあれこれいっているつもりが、いつの間にか自分を語ってしまうのだ。

『男の生き方』PHP研究所


人は、他人の話を聞いている時、自分のことを話したくてウズウズしている。

相手が話しているのを途中でさえぎって、自分の話を始めてしまったりする。

特に、自分の興味がある分野では黙っていられない。

人の話を聞くことは、他人の価値感を知ること。

趣味や宗教感、政治信条付き合う人、尊敬する人も、結局は好き嫌いという価値感で決まる。

しかし、価値感は、自分の状況や場所、相手のタイプによってコロコロ変わる不確かなもの。

例えば、広い公園子どもが騒いでいても何も気にならないが、講演会子どもが騒いだら、気になってしかたがない。

つまり、「騒ぐのはダメ」、という価値感も、場所や環境や時間の経過によって変わってしまう。

価値感は自分の体調や機嫌によっても変化するし、好きか嫌かという相手のタイプによっても違ってくる。

つまり、万人が認める絶対に正しい価値感など、この世にはありはしない、ということ。

人の好みは様々で、時により変わるあやふやなもの。

だからこそ、人の趣味や嗜好をあれこれ言うのは、野暮というもの。

このデジログへのコメント

  • なな♪ 2011年05月26日 21:44

    Mitsuruさん:ポロッと言っちゃう事ってありますよね

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