リスク・ホメオスタシス理論

この考え方は、納得♪

心理学に「リスク・ホメオスタシス理論」という考え方がある。
これは、人が許容できる危険レベルは決まっており、そのレベルを維持しようとする性質があるという考えに基づく理論だ。
つまり、ある部分で危険が減ると、別の部分で危険を増やして調整しようとする性質が人にはある。
次のような状況で車を運転しているとしよう。
道路は曲がりくねり、道幅は狭い。
貴方はスピードを落とすだろう。
では、道路がまっすぐで道幅が広ければどうか。
スピードを上げるだろう。
この例の場合、事故を起こす危険性はどちらもほぼ変わらない。
危険な状況にいる場合、一定の危険レベルを保つ為にスピードを落とす。
安全な状況では同じ理由でスピードを上げる。
リスク・ホメオスタシスは、目的ある賭けをする場合にも影響する。
多くの投資を投じるのは、幅の広いまっすぐな道を運転するのと同じだ。
大金を投じたことで道は安全だと思い、スピードを上げる。
つまり、新しい技術に投資する。
（中略）
よって、目的ある賭けをするには「何回も賭ける」「小さく賭ける」といったことが大切だ。

「成功は“ランダム”にやってくる!」
フランス・ヨハンソン著
池田紘子訳
阪急コミュニケーションズより


危ない道を走っても、安全な道を走っても、同じくらい事故をするということ。
大金をかけても少ない資本で始めても、上手く行く人は行くし、行かない人は行かない。
ある人にとってはお金をかけて勝負することがリスクかもしれないし、ある人にとってはお金をかけないで勝負することがリスクなのかもしれない。
リスクと負荷がかかった分、慎重になるだろし、一生懸命やる筈。
この文でも言うように、自分で責任がとれる範囲で「何回も賭ける」「小さく賭ける」というのポイントだと思います♪
徐々に拡大していけば良い。
１発勝負の大博打は、全てを失う覚悟がある人だけの特権で。
私は小心者なので、何度も勝負を挑む方を選んで行こうと思います