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ネットの成程話1つ、印象的話2つ

2013年12月21日 22:43

[自分が変わる]
関根正明校長先生は、昭和五十八年、足立区中学校に新任の校長として赴任しました。
この学校は生徒数一三〇〇人を超えるマンモス校で問題校でした。
開校七年目でまだ新しい学校だというのに、まるでゴミの山でした。
関根校長は、率先して自分がこのゴミを毎日拾う姿を見せれば周りも変わるだろうと、ゴミ拾いを始めました。
学校が綺麗になれば、生徒の心もきれいになるだろうという思いがあったのです。
ところが、そうして努力にもかかわらず、事態は少しも進展しませんでした。
関根校長ゴミ拾いをしていると、つっぱりの生徒がやってきて「おう、校長あそこゴミが落ちているぞ」と言います。
校長が思わず「何を言う。ゴミが目についたらお前も拾え」と言うと「うるせえ、おれが捨てたんじゃねえ」
そんな繰り返しでした。
校長の気持ちは暗澹として、心もズタズタになり、もう校長も辞めたい、そんな気持ちでした。
そんなある日、一人の保護司から興味深い話を聞きました。
したたかな非行少年が、一週間程ある研究所に入ったら、まるで人が変わったように穏やかになったというのです。
関根校長は、自分もこの研究所の研修を受けることにしました。
夏休みが終わり、新学期が始まりました。
関根校長がまた前のようにゴミ拾いを続けました。
「おう校長。ここにもゴミがあるぜ」とつっぱりの生徒が言うと、「ああ、ありがとう」と関根校長は自然に答えました。
「きたねえな。この学校は」
「そうだね」
その子どもは、一緒にゴミを拾い始めました。
校長の一言がその子どもを変えてしまったのです。
それまで「ありがとう」と人に感謝されたことのない子どもが、関根校長に感謝されて変わってしまったのです。
やがて全校が変わってしまいました。


[松葉杖]
数年前、家族旅行帰り道、大きな事故に遭遇しました。
その事故のせいで私は2本の松葉杖なしには歩けなくなってしまったのです。
私よりましだったものの、父も松葉杖が必要な身体になってしまいました。
思春期には劣等感に悩まされ、死にたいと思ったこともありました。
そんな時、いつも父が慰めてくれました。
父も同じ痛みを知っているから、私の気持ちをちゃんとわかってくれていたのです。
父の愛に励まされ無事大学にも合格入学式の日、父は私のことを誇りに思うといって涙ぐみました。
そして、入学式を終えて会場からでてきたとき、目の前で信じられないことが起きたのです・・・
小さな子がひとりで車道へ飛び出しました。
すると、父は松葉杖を投げ捨てて、全力でその子のもとへ駆け出したのです。
私は自分の目を疑いました・・・
父がその子を抱き抱えてもどってくるではありませんか・・・
「お父さん!」
私は驚きのあまり大きな声を出しましたが、父は何ごともなかったかのように、葉杖をついてさっさと歩いていきます。
「お母さんお母さんも見たでしょう?お父さんが走ったのを!」
母は淡々と答えました「驚かないで、聞いてちょうだい。いつかはあなかにもわかってしまうと思っていたわ。お父さんはね、本当は松葉杖がいらないの。あのとき、お父さんは腕に怪我しただけだったの。それでも4年間、松葉杖を使ってきたのよ。同じ痛みを背負わなければ、あなたを慰めてあげられないといってね」
知らず知らずのうちに涙が溢れてきました。
「泣かないで。お父さんはね、あなたを慰めてあげられる自分を誇りに思っていたのよ。さっきは、あの子が車にひかれそうになって、あなと同じ目に遭うんじゃないかと・・・」
前を歩く父の後ろ姿を見ていると涙がこぼれ落ちてきました。
つらいときは、いつもお父さんのふところで泣きました。
いつも声をあげて泣いていたのは私だったけれど、父は胸の中でもっと沢山の涙を流していたのかもしれません。
お父さん、お母さん、ありがとう・・・


[2回目のプロポーズ]
僕のおじいちゃんは、某有名大学出身でとても頭も賢く、運動神経も抜群で、小さい頃はよく勉強やスポーツなど、色々とおじいちゃんに教えてもらっていた。
そんなおじいちゃんが大好き尊敬していたし、誇りでもあった。
しかし、今はおじいちゃんに勉強を教えてもらっていない。
正確に言えば、教えてもらう事ができなくなってしまった。
僕が高校2年生の頃、おじいちゃんは痴呆症になってしまったのだ。
今では、僕の事も、実の娘の僕の母親も分からなくなってしまって、いつも僕たちに「初めまして」とあいさつをしてくる。
唯一、奥さんである僕のおばあちゃんの事は分かっているみたいだったけど、ここ最近になって、おばあちゃんの事も分からなくなってしまった。
しかし、
おばあちゃんは毎日笑顔で、懸命におじいちゃんの世話をしていた。
今年の年初め、家族みんなで集まって家でごはんを食べようとなり、久々に家族全員で集まることになった。
家族の誰一人分からなくなってしまって、とても緊張をしているおじいちゃんに、おばあちゃんが笑顔で家族のみんなを紹介していった。
すると、
いきなり、おじいちゃんは真剣な顔をして、おばあちゃんに向かって話し出した。
「あなたは、本当に素晴らしいお方だ。いつも素敵な笑顔で、僕に笑いかけてくる・・・
あなたが笑ってくれたら、僕はとても 幸せな気持ちになれます。もし、独り身なら、ぼ、僕と結婚してくれませんか?」
家族全員の前でのプロポーズだった。
2回目のプロポーズに、涙をぽろぽろこぼしながら、おばあちゃんは笑顔で「はい」と答えた。

このウラログへのコメント

  • ゆうき2 2013年12月22日 07:32

    うん。
    生きるって大変なんだろうね。
    でも、楽しい事は有る!
    是対に。。。。。

  • wwwうさぎjp 2013年12月22日 10:10

    別の本で。
    手伝ってくれた時に、手伝ってくれて嬉しいなと伝えた方がいいみたい。

  • なな♪ 2013年12月22日 13:22

    うさぎ仮面紳士さん:喜んでる、嬉しいことは是非伝えなきゃね

  • なな♪ 2013年12月22日 13:24

    PANDAさん:いつも有難うございます少しでも癒し等になればいいな

  • なな♪ 2013年12月22日 13:27

    ゆうき2さん:私もそう思います

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