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素敵な話…クリスマスプレゼント
2011年12月22日 09:10
…ヒルズのイルミネーション…
【クリスマスプレゼント】
こころのチキンスープより
【理想の兄】
ある年のクリスマスイヴのこと、ポールは兄さんからクリスマスに新車をプレゼントしてもらった。
ポールがオフィスから出てくると、
街でよく見かける少年がそのピカピカの新車のまわりを歩き回っていた。
よほどその車が気に入ったらしく、ポールに話しかけてきた。
「この車、おじさんのかい?」
「ああ、兄貴からのクリスマスプレゼントさ」と、うなずきながらポールは答えた。
少年はそれを聞いてひどく驚いた様子だった。
「えっ? おじさんのお兄さんがくれたって?
おじさんは全然お金をはらわなくってよかったの?
うわあっ、すごいな! ぼく・・・」と、少年は言いかけたが、そのまま口をつぐんでしまった。
少年は、「ぼくにも、こんな兄さんがいたらなあ」と言いたかったのだろう、とポールは思った。
ところが、少年の口から出た言葉にポールは耳を疑った。
「ぼくね、おじさんの兄さんみたいになりたいなって思ったんだ」
ポールは、まじまじと少年の顔を見つめていたが、
自分でも思いがけない言葉が口をついて出ていた。
「この車に乗ってみるかい?」
「本当? ウン」
車を走らせて間もなく、少年はキラキラと輝き始めた。
「おじさん、僕の家の前まで乗せてくれる?」
ポールは思わずニャッとした。
きっとこんな大きな車で帰ってくるところを近所の人たちに見せて、自慢したいんだなと思った。
しかし、その憶測はまたもやはずれた。
「あそこに階段がついている家が見えるだろ? そこでちょっと待っててくれる?」
少年は車を降り、駆け足で家に入っていった。
しばらくすると家の中から、ゆったりとした足音が聞こえてきた。
少年が身体の不自由な弟を背負って出てきたのだった。
弟を階段の一番下に座らせ、車が良く見えるように弟の身体を支えた。
「ほらバディー、見てごらん。さっき言ったとおり、すごい車だろ。
そこにいるおじさんのお兄さんがクリスマスプレゼントにくれたんだって。
それも、まるっきりタダでくれたんだって。お前も、待ってなよ。
兄ちゃんが、いつかきっとあんな車をお前に買ってやるからね。
そしたら、いつも話しているクリスマスのきれいな飾りを、
その車に乗って見に行こうね」
それを聞いたポールは何も言わずに車を降りると、
少年の弟を抱き上げ新車の助手席に座らせた。
目をキラキラ輝かせた少年もその横に乗り込むと、三人はドライブに出かけた。
本当にすばらしいクリスマスのドライブだった。
このクリスマスの日、ポールは聖書のみことばをしみじみ感じたのである。
「受けるより与える方が幸いである」
出典
「こころのチキンスープ」
愛の奇跡の物語
ジャック キャンフィールド 著
マーク・ビクターハンセン 著
木村真理 訳
ダイヤモンド社より
素敵なお話です♪
『受けるより与える方が幸いである』
この言葉が心に響きます(*^^*)解るな~♪
このウラログへのコメント
与える事の喜び素晴らしいですね
心洗われます
まさきさん:ほんとですね♪与える方が喜ばれた時格別です
マジーカ2世さん:そうそう。悩むけどそれがまた楽しい
ジャッキー55さん:有難うございます!ジャッキーさんも素敵なクリスマスを
千夜恋逢さんさん:お子ちゃま達もワクワク楽しみにしてるでしょう
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