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素敵話:貯金通帳を貰えないものだろうか
2013年08月24日 16:05
福岡にある南蔵院の住職、林覚乗さんの話。
[子供達に贈る家宝]
広島で講演をした時のことです。
講演を終えて控え室に戻ると、中年の婦人がお礼の挨拶に見えました。
この時のテーマは「父から娘へ伝えること」というものでしたが、婦人は「つい自分の両親のことを思い出し、涙ぐんでいました」と、こんな話を聞かせて下さいました。
私が主人と結婚しようと決心した時、主人が私の実家の両親に挨拶に来てくれました。
父母は私達の結婚を喜んでくれ、型通りの挨拶が済むと、父が仏壇から1冊の貯金通帳を取り出してきました。
それは私も知らないものでした。
父は主人と私の前にその貯金通帳を開くと「娘の為に貯金してきたものです。僅かですが、ぜひ使って下さい」と主人に言いました。
通帳を覗くと、金額で84万円入っていました。
吃驚したのは、1回も出金がなかったことと、入金欄に小さな数字がずっと並んでいたことです。
その1回の入金額はすべて150円以下でした。
常に88円とか、120円とか、65円とかでした。
本当に僅かなお金でしたが、娘の私の為に両親が苦労して貯めた貯金通帳でした。
主人は父と母の苦労を察して、とうとうその貯金通帳を受け取りませんでした。
それから何年か経って父が亡くなった時のことです。
主人が突然「あの貯金通帳を貰えないものだろうか。中身のお金は1円も要らないから」と言いました。
私も同じ気持ちでしたから、実家に行って通帳を探しましたが、見つかりませんでした。
帰宅すると、私は主人に「どうしてあの貯金通帳がほしかったの」と改めて尋ねました。
すると主人は「自分達の子供の家宝にしたかった。子供達に細かい数字がずっと並んでいる貯金通帳を見せて、おじいちゃん、おばあちゃんが貴方達のお母さんである娘の為に、この通帳の数字のように、僅かなお金を少しずつ貯金してきた気持ちを子供達に知ってほしかった」と答えました。
素晴らしい話に感動した私は、婦人に「良いお父さん、お母さんに恵まれましたね」と言いました。
すると、婦人は嬉しそうに「ええ、世界一のお父さん、お母さんでした」と言われました。
[幸せを感じる喜び]
林覚乗著
文芸社より
この夏の甲子園で優勝した前橋育英高校の荒井直樹監督はインタビューでこう仰っていました。
「毎朝、散歩しながら15分間ゴミ拾いをしているんですけど、今年はそういうこともきちんとできるチーム。本物というのはそういう平凡なこともきちんと積み重ねることができるチームのことだと思うんです」
日々の積み重ねに勝るものはありません♪
夏休みの宿題を最終日にまとめてやるより、毎日少しずつ計画的にやる方が力が付きます。
どうせやるなら力の付く方だね♪
…今日から32歳。気持ち新たに頑張りたいと思います…
このウラログへのコメント
その貯金引き継いで続けてもらいたいですね。
自分も子供にもいい教訓になりますね
りぶらさん:ですね!こういうのはいいですよね~
1日遅れだけど、誕生日おめでそう!
新たな1年がよりよいものになるといいね。
hiro69さん:有難うございますお祝いの言葉嬉しかったです
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