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成程話:小さなハッピー

2013年08月20日 20:57

飯野晴子氏の心に響く言葉

「舌切りスズメ」という昔話をご存知でしょうか?
このお話の中に、親切にしてくれたおじいさんへの恩返しに、スズメが「大きいつづら」と「小さいつづら」のどちらかをお土産に贈るシーンが出てきます。
優しくて謙虚おじいさんは小さい方のつづらを選び、冷たくてよくばりなおばあさんは大きい方のつづらを選びます。
すると、結果的に小さい方からは宝物が、大きい方からは妖怪や気味の悪い虫が出てくる…。
読む人によって色々な教訓が含まれたストーリーですが、私がこのお話から学んだのは「本当のハッピーは小さな物の中に隠れている」ということです。
私達は普段、ついつい欲張って「大きなハッピー」ばかりを目先に追い求めてしまいます。
けれども、実際の幸せは、毎日の暮らしの中のちょっとした楽しみや喜びを積み重ねた先にこそ訪れる。
ささやかなことでかまいません。
どれだけ「小さなハッピー」を見つけられるかということです。
以前、若い友人達にこの話をしたところ、早速次の日から、彼らは自分の見つけた「小さなハッピー」をその都度私に知らせてくれるようになりました。
「思わずジャケ買いしたCDが全部とってもよかった」「ファストフード店でスピードくじを引いたら、フライドポテトが当たっちゃった」「大好きお菓子の新しい食べ方を見つけた」等々、何でも。
一つ一つは小さなことかもしれません。
でも、1日を振り返って「何もなかった」と言うより、たとえ小さくても「こんな嬉しいことがあった」と笑顔で言える方がずっと素敵だと思いませんか?
同じことでも「くだらない」や「別に嬉しくもない」と思うのと「ラッキーだな」と喜ぶのとでは後者の方がずっとおトク。
少し下品な言葉でいえば「ただでは転ばない」ということでしょうか。
この「ただでは転ばない」精神が毎日を楽しくしてくれる秘訣だと私は思います。
だから「小さなハッピー」をないがしろにしない。
小さな喜びを愛おしみ、感謝する気持が、また次のハッピーを呼んできてくれる。
そう信じています。

『飯野さんって、どうしてそんなに運がいいんですか?』サンマーク出版


飯野晴子さんは大学卒業後、25歳で結婚し二人の娘を出産したが、35歳の時に離婚したことをきっかけに、経済的な必要にも迫られ、生まれて初めて就職した。
2度の離婚シングルマザー、仕事と子育ての両立等々、様々な苦難を乗り越え、70歳を迎える今も現役で活躍し「広告界のビッグママ」と呼ばれている。
又、中尾ミエ小室知子、加藤タキと共に「女性らしい自然な生き方」を志すチーム「ソルトンセサミ(ごま塩頭=白髪をそめない)」を設立し活躍している。
「神は細部に宿る」という言葉がある。
「細かな部分程、疎(おろそ)かにしない」、「小さな部分こそが全体を決める」ということだけど「小さなハッピー」も同じこと。
「神は小さなハッピーに宿る」と言ってもいい。
大きなハッピーばかりをのぞみ、小さなハッピーを疎(うと)んじる人は、結局はハッピーを手に入れることはできない。
当たり前の日常の中で、小さなハッピーを毎日見つけたい。

このウラログへのコメント

  • ゆうき2 2013年08月21日 05:24

    うん。
    そのとおり!

  • なな♪ 2013年08月21日 23:38

    ゆうき2さん:ですね

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