いい話:くまモンの生みの親/小山薫堂(くんどう)さん

くまモンの生みの親として知られる放送作家:小山薫堂(こやまくんどう)さんの話。

小山さんは、大学1年生の時、文化放送でアルバイトを始めました。
ラジオ番組を構成し、放送作家として、一歩を踏み出しました。
卒業して3年後、構成を手がけた番組が、高視聴率をとりました。
しかし、周囲の期待がプレッシャーとなり、考えても考えてもいいアイデアが浮かんできません。
自宅前を走るトラックを見て「あそこに飛び込んだら楽になるだろうな」等と思いました。
「この苦しさを思えば何だってできる」
その後、バラエティーや料理番組で次々にヒットを飛ばしました。
駆り立ててきたのは「人を喜ばせたい」という思いです。
「おくりびと」で初めて映画の脚本を書きました。
こうした優しさは、ダウン症の弟の存在と無関係ではありません。
「小さい頃から弟に愛情を注いできた。弱い人の気持ちになる、という環境の中で育ってきた」
小山のオフィスには新たな発想を求め、企業や自治体の関係者がひっきりなしに訪れます。
自らも全国各地を飛び回る毎日です。
大学の企画構想学科の学科長を務めています。
今春、初めての卒業生を送り出しました。
「ここで君達に学んでほしかったのは、人を思いやる心です。これからの人生でもバースデープレゼントを贈るつもりで企画を考えよう」

朝日新聞2013.6.16


ちょっと反省。。