成程話:感謝の波動

ノエル・C・ネルソン氏の心に響く言葉より

感謝には、感謝している側と感謝されている側双方の要望を同調させる力があり、それが感謝の力の源です。
つまり、貴方が従業員、管理職、顧客に感謝すれば、彼らは貴方が彼らに対して望むこと(期待していること)を自発的に行なうようになるのです。
相手が期待に沿った行動をするようになるため、業務はよりスムーズになり収益は上がります。
感謝することによって双方の要望が同調するとビジネスでも大きな利益に結びつきます。
具体的には…
●従業員の意欲が増す
●無断欠勤や離職が大幅に減る
●製品やサービスの品質が高まり、信頼性が増す
●固定客が増える
感謝は沢山の好ましい状況をもたらします。
例えば、
●従業員と管理職の能力が高まる
●「もうひと頑張り」する意欲が高まる
●従業員と管理職の学習意欲や向上意欲が高まる
●問題解決に向う姿勢が高まり、責任感が増す
●対立が減る
●従業員の心身の健康が高まる
波動が他の波動と調和する、或いは共鳴する科学現象は「同調」と呼ばれます。
例えば、悲嘆に暮れている人達の部屋に入って暫くすると確実に憂鬱になります。
或いは、楽しく笑っている人達の部屋に招かれると、すぐに幸せな気分になります。
いずれも同調現象が起きているのです。
部屋にいる多くの人達の集合的な波動は、概して個人の波動より強いので、彼らの波動に引っ張られるのです。
したがって、貴方の波動はあえて抗わないかぎり、幸せや悲しみといった彼らの波動と同調します。
又、貴方の行動が強くフォーカスされた波動を放っている時は相手はそれに巻き込まれまいと意識していない限り同じように反応を返してくるものですが、これも同調現象によって説明できます。
例えば誰かに腹を立てると貴方が怒っている相手も同じように腹を立て、自己防衛的になる可能性が高いのです。
あえて抗わない限り「類は友を呼ぶ」のです。
他にも「出ていくものが戻ってくる」「与えた物を受け取る」といった同義の言葉がありますが、それらはこの科学的現実に基づいています。
宇宙とその中に存在する全ては振動するエネルギーで構成されています。
貴方が与えるエネルギーは何であれ、似たエネルギーを引き寄せ、強めるのです。
感謝とは私達が手にしうる最も強力なエネルギーの1つです。

『仕事で感謝するということ』サンマーク出版


仕事においては顧客に対して感謝するということは当然のこととして言われています。しかし、リーダーや管理職と従業員が双方に感謝し合うということの必要性はあまり言われない。全ての組織においてそこに属する人達が対立し、非難し合うことからは何も生まれない。
創造性やチャレンジと言ったパワーは調和や褒め合うといった、感謝の波動から生まれる。
与えたものは返ってくる!感謝の波動で満ちた職場や家庭、人間関係でありたいな