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★吉原(16)

2011年05月29日 00:06

★吉原(16)

古今亭志ん生の「蛙の女郎買い」(別名・蛙の遊び)・・この噺は、志ん生吉原系の噺をする時、好んで枕に使っていたものです。・・録音のまんま、引き写します。




 
昔は浅草から吉原に掛けて大きな田圃がありました。この田圃を突っ切って冷やかしに行ったものです。

<惚れて通えば千里も一里 長い田圃もひとまたぎ>

学校じゃ、あんまり教えないけれど・・・。毎晩、冷やかしがゾロゾロ田圃を通り、女の噂やなんかを言い合うので、田圃の蛙が覚えてしまい・・・



「オイどうだい、人間ばかり冷やかしに行くから、蛙仲間もみんなで冷やかしに行こうじゃねえか。えー・・殿様、お前は背中に筋があって様子がいいよ。アカも行くか、アオもみんなで行こうぜ、エボ(イボ)、エボは汚ねえな・・・まぁ、でも連れてってやろう。人間と同じように後足で立っていくんだ。いいか、はぐれたら踏み潰されちゃうから気ィ付けなよ」・・・と繰り出した。

「ここが吉原だ。綺麗だな。」・・・見世に七人の花魁が並んでいるのを見て、
「おう、どれがイイ?」
「俺ァ、上(かみ)から四枚目の女がいいなァ」
「ん~俺ァ違うな、下(しも)から四枚目がいい」
「ああ、なるほど・・・?ん? 真ん中だから同じだい」
「どうして、あの女がいいんだい」
「着ている仕懸けが『八橋』だからな、俺達ァ八橋は恋しいよ」
「なんていう名か聞いてみな。おい、若い衆さん、八橋の仕懸けェ着ているのは何てェ名前だい」
「私どもにはいませんよ」
「あすこにいるじゃないか」
八橋の仕懸け着ているのはお向こうさんですよ」

蛙だから立ってたんで、目が後ろについていた。






板を段々につないだ小さな橋を『八橋(やつはし)』と言い、水辺や湿地帯でよく見かけるものです。足元の悪い場所での草花鑑賞に適したこの八橋花札菖蒲にも八橋が描かれています。・・まぁ、水辺や湿地帯と言えば、蛙。だから、『俺達ァ八橋は恋しいよ』・・・の台詞


・・・なんとも、シュールな噺で、ちょっと気に入っています。また、志ん生さんが、いいんですよ。

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