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★吉原(13)

2011年05月26日 00:15

★吉原(13)

吉原関連の川柳・・・つづき・・・




極楽とこの世の間(あひ)が五十間』
『日本から極楽僅か五十間』

・・・ 日本堤から大門口までの道は、距離が50間(90mあまり)。五十間道と呼ばれていました。日本とは日本堤のことで、五十間道を過ぎれば、そこは極楽。なんと、極楽が近い!



『こんな腰ありと出口に植えておき』

・・・ 「見返り柳」は、大門を出たところに植えてあります。柳を妓の細腰に見たて、この廓にはこんな美人がいるよとPRしていたと言います。今も、ここにあった・・と言う札があります。遊女と別れて帰る道すがら、その面影がまぼろしのように目にちらついて、人知れずニヤニヤしながら振りかえると、土手の柳がなよなよと招くように暁の風になびいている・・・まぁ、情緒ありますね。




『船宿へうちの律義)を脱いで置き』
『中宿の火熨斗(ひのし)は化けの皮へあて』

・・・柳橋・聖天下・山谷堀などには、船宿がありました。
船宿は吉原に通う客を、送迎する水上交通機関だったようです。また、そこで柳橋や堀の芸者をはべらせて、軽く一杯やってから、吉原へ・・・という客、まぁ、上等の客ですが・・そこそこいたようです。

いわば、吉原と連絡する、通称中宿で、必ずしも吉原通いの客専門ではなく、月見、花見、納涼、雪見など一般の遊船もやっていましたし、ラブホとしての用途も。・・・なるほど!

現在でも、柳橋付近の川岸には、数軒の船宿があり、屋形船が舫ってます。今は、ラブホの代わりはしてませんが・・・
日本橋の大店の旦那若旦那とか番頭などが、馴染みの船宿に渋い上等な着物を預けておいて、店から着てきた木綿ものと着替えて、吉原に繰り出す・・そんな様子を詠んだ句ですね。



・・・で、この船宿関係の句が結構あるので・・・明日は、船宿特集!

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