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旅行フリーク必見。海外旅行ウラ特情報

2010年05月15日 22:59

今日は暖かくて過ごしやすい土曜日でした。川口では元のサッポロビール工場の跡地でビールフェスタをやってましたので仕事を定時で終え、終わる前に行ってきました。身体の具合でビールは飲めないのでサッポロジュースを飲んでましたよ。

 久々に旅行の話を始めます。これが私の専門なんですがね。

 第1回 ツアーの落とし穴

第3章ツアー&航空券選びの落とし穴って?

前回(5/4、5/5)は「現地旅行会社マージンカット」という格安ツアーからくりについて触れたわけだが、実は安さのカラクリはそれだけではない。格安と思っていた旅行代金そのものが、そもそも損する内容になってたりすることが少なくないのだ。


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例えばソウル3泊4日旅程で比較して見ると、同じ出発日で、

フライトAが料金2万1900円、仁川着19:40、仁川発9:20。
フライトBが料金2万8000円、仁川着12:00、仁川発18:40。
(Aは某代理店販売の格安航空券で便指定不可、Bは正規割引運賃で便指定可)
その差実に6100円。ソウルなら1日分の食事代以上が“浮く”わけだが、ここで注目したいのが、フライトスケジュールによる滞在時間の差。それぞれの3泊4日の現地滞在時間(現地空港着~現地空港発の時間)を計算すると、フライトAは61時間40分、フライトBは78時間40分である。
航空券の料金を、到着から出発までの現地滞在時間で割ると、滞在1時間あたりの料金が算出されるが、その結果は、フライトAは約355円、Bは約356円とほぼ同額。
しかし、実質的な料金が同じでも、フライトBのほうが17時間長く滞在できる上、帰国日も有効に使えるため、快適度、満足度がまるで違うのである。
うーん、ちょっと分かりにくい……そんな人のためにもっと具体的に説明しよう。


(滞在時間+到着・出発時刻のわずかな差=快適度の巨大な差が出る理由は?)

せっかくの海外旅行。同じ日程ならば少しでも楽しみたいし、つらい思い出は少ないほうがいい。なのにフライトAでは、仁川着が19:40。入国して荷物をピックアップして、空港を出るのがよくても20:30頃にはなる。空港から市内へはバスで70分~かかるので、ホテルチェックインして落ち着くのは、23:00頃。夜の長い韓国とはいえ、有名レストランはほとんど閉まっている。さらに帰国日はもっと悲惨だ。2時間前に空港に着こうと思ったら、6:00ホテルチェックアウト→朝5:00起床 ! なんていう事態。それに対し、Bなら到着日も午後が有効に使え、帰国日は夕方まで観光&ショッピングが可能。どうだろう、17時間の違いが、約1.5日分の満喫度の違いを生むのだ。

(時間当たりの料金計算で価値が逆転してしまうケースも!!)


現地滞在時間1時間あたりの料金は、1日24時間フル活動する想定で算出しているので、1日4~8時間という“普通”の睡眠をとれば、格安ツアー&航空券はさらに単価が割高になることも知っておこう。自分の旅のプランも単価計算し、同時にグラフにして比較することをお勧めしたい。

そんな“時間差による不利”以前に、「割高フラおcイトプラン」も意外に多い。安いツアーや航空券が、結果的に割高で疲れる旅になる極端な例として、グアムがある。右の表を見てほしい。4日間の日程として、

•ツアーAは3万9800円。グアム着翌1:15(成田発20:40)、グアム発7:20。
•ツアーBは5万円で、グアム着14:20、グアム発16:20。
現地に深夜着く便と、日中着く便があるのがグアムの特徴だ。で、Aを選択すると、現地滞在1時間あたりの料金は約736円。それに対し、一見高いBは約676円と、むしろ安くなってしまう。

さらにツアーAだとグアムに着くのは深夜(というか翌日)で、1日目は事実上存在しない空白日。2日目も睡眠不足は免れない。一方、ツアーBなら1日目の午後から時間を有効に使うことができる。また、Aは最終日に早朝4:00前には起きて空港へ向かわなければならないが、Bは午後までゆっくり遊べる。つまり、グアムの場合でも、ツアーBを選択したほうが、見た目の料金の差以上にお得で、快適なリゾートライフが満喫できるのだ。
ただし、絶対に3日しか休めず、たとえば金曜日、仕事を終えてから出発する場合に限っては、ツアーAはいいツアーだともいえる。が、そこまでして海外リゾートに“疲れに”行くのは別の疑問が残ったりもする。

(正規割引航空券と格安航空券、どっちがお得?)

ツアーだけではなく、航空券だけを購入する場合にも同じことがいえる。航空会社で購入する正規割引航空券と、ツアー会社で買う格安航空券。同じ路線なのだから、「正規で買うのは損」という認識が一般的だ。でも、ここでも正規割引航空券を選んだほうが快適な旅になる場合があるのだ。正規割引航空券と格安航空券の滞在1時間あたりの料金がほとんど同じになる、パリ4泊6日の旅を例に、2つの旅行の快適度を検証してみよう。
格安航空券直行便 便指定不可 9万1200円(8万円台だと経由便となり、時間当たりの料金はもっと高くなる)
成田12:50発パリ着17:25パリ発13:15 現地滞在時間91時間50分
1時間あたりの料金993円 →帰国日は有効には使えない。
正規割引航空券直行便 便指定可 10万8350円
成田12:50発パリ着17:25パリ発23:15 現地滞在時間101時間50分
1時間あたりの料金1064円 →帰国日もホテルに荷物を預けて丸一日使える!
※ 上記はエールフランスを使った場合の例

正規割引航空券は便指定が可能なので、帰国便を最終日丸々使えるパリ発23:15のフライトに指定できるのがポイント。このわずか70円の“時間単価差”のために帰国日を損する必要があるだろうか。また、事前に座席指定できるのも正規割引航空券ならではのメリット。座席によって、フライトの快適度はまるで違う。もちろん、マイルの獲得率も大きく違うのは言わずもがな。

このウラログへのコメント

  • 2010年05月16日 08:08

    > ルイさん

    長い文を読んでくれて有難う。あまり値段値段と言って中身を気にしていない場合があまりにも多いと思って提示してみました。旅行社は普通そこまで説明しませんからね。お任せ下さい。

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