形はなくともそこにあるもの

　自分の気に入っている表現に「水は方円の器に従う」というものがある。
事実をありのままに表現していると言えばそうだが，人間に当てはめてみると，色々考えさせられる。
色々な形があれども，何の抵抗もなくその形に自分を変えることが出来る。
水には形はないから…でも，そこに水はある。
人間で言えば，その「考え」ということになるかもしれない。
様々な考えはあれども，そこに形はない。
だから，難しいとか，やりたくないと思ったことでも，それをやれることは素晴らしいことなのではないか。
「これは嫌だなぁ」とか「もっと良いことがあるんじゃないか」という考えばかりに囚われていると，結局その場から進むことが出来ないままだったりする。
嫌でも何でもとりあえずやってみなければ，その良さも悪さも分からない。
ただ，どんなことであっても，結局そこに「自分」はある。

まずは「書を捨てよ　街へ出よう」

そこには様々な形がある。

　皆さんは，どんな形に従いますか？