- 名前
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- もう海外在住29年、定年もそろそろ始まり、人生のソフト・ランディング、心に浮かぶこと...
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生鰊8尾、丸パン2個
2008年09月19日 12:01
夕食後、毎年巡ってくる10月3日の、この町が1574年にスペインの圧政から開放された記念に今も残る伝統的祭りの朝に配られるパンと生鰊(我が家では四人家族だから生鰊8尾、こどもの頭ほどのパン2個)をもらうためのチケットを家族証明のIDをポケットに自転車で10分ほど漕いで歴史的建造物の旧公式計量所に向かった。
ウィキぺディアには町のこの行事の由来にはこう書かれている。
1572年、この町はスペイン支配に対する反乱でオランダ人反乱派につき、八十年戦争で重要な役割を担った。スペイン軍に1574年5月から10月まで包囲され、堤防を人為的に決壊させた結果解放された。水浸しになった住民へ物資を船で運搬するのを容易にしたのである。前の年に示した英雄的な防衛行動を讃え、オラニエ公ヴィレム1世は1575年に大学設立を許可しこれがオランダで最初めの大学となった。 そして包囲戦最後の日であった10月3日は、今も毎年祝われている。
建物の前には夕方4時から9時までに一日で15000人分町が市民にプレゼントする伝統的な食べ物をもらうために一家族4人として4000人弱がここを訪れるのだろうがまだ明るい今の7時半には400年程前には大きなクレーンがここにあったあたりを長蛇の列が出来ていた。 もう何年も5時に仕事が終わって職場からの帰りにここに来ていたときには難なく入って5分ほどで終わったものがこの時間帯にはジャズバンドが30mほど並んだ人の列の間を縫って景気のいい音楽を奏でており祭りの景気付けはもう始まっていている。 列の最後尾についてゆるゆると建物の中に入るとまた一年が巡ってきたと感じられた。 その様子は去年書いた通りだ。
http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/40333608.html
そして今年の10月3日はこれからもらうチケットで生臭くもあるプレゼントを自分でもらいに来ることは出来ない。 家人と3日間この国の南部、マーストリヒトの北を歩くことになっているからだ。 朝7時からのお祭り騒ぎを味わうことも出来ずこの計量所のなかに充満する新鮮なパンとの3万尾の生鰊の匂いは来年までお預けとなる。 ことしはここから歩いて来れるところに下宿し始めた息子に鍋とビニール袋をもって取りにこさせよう。飼い猫の分ももらえればいいのだが、、、、。
http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/50488041.html
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