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ドキュメント三つ、NY,セルビア、ロンドン

2008年09月09日 15:36

図らずしも今晩はドキュメンタリーの宵となった。 なにもセットされた映画会や一つのテレビ局などのものを観たわけではない。 一日の終わりに3つ観た、ということで直にこういうことの詳細を忘れる傾向にあるから後のために記録する。

1)9・11 (2002)

水曜日に翌週放映のテレビガイドが玄関に届くと土曜から一週間の目ぼしいものに印をつけて大抵はヴィデオに撮っておくように計画するのだがこの日の宵はこの7年ほど様々に語られ、イラク中東戦争の推進要素となったNYツインタワー事件だ。 これに関しては最近は映画にもなりまたCIA陰謀説まで出るほどの盛況ぶりだが今夜初めてこれに冠するドキュメント映画を観た。 

ジャーナリズムとしては結果的にいつもとおなじく、世界の不幸はメディアの米びつ、であるのだが幸か不幸か近くの消防署で新規採用消防士がどう訓練されていくかを撮るべく3人のカメラマン、ドキュメンタリストがそこに駐在して若い候補生に焦点を絞って撮り始める6月からこれが始まるのだがそこでは何回も彼らの訓練中に今はないツインタワーが背景に移り初めの意図9・11では勿論なかったものが貴重な記録となったことが不思議な印象を与える。

この何週間前か70年代の「タワリングインフェルノ」や「大地震」を観たことでここでの災害の違いが明らかになる。 要はここでの消防士はなすすべもなく救助だけが使命となりひいては自分の生命の危機から脱出すべくそのプロセスを見ることが出来る。

それまでにこのタワーで恒常的に防災の訓練や点検をする様子も映されるのだが実際にこの種の災害が起こったときにはなすすべがないことが直ぐに発覚する。 火は消せない、コミュニケーションは途絶える、ロビーで指揮をとる上層部には状況は把握できないし、外部からの情報に対応する猶予もなく茫然とそれぞれがウォーキートーキーを耳に必死に最善を尽くそうという姿だ。 経験を積んだ消防士がなすすべもなくカオスの中で自分自身生き残る様子が映される。 どういうことかこの分署で出動し生存者を誘導、何階かまで上るのだが元凶は何十階という雲の上でコミュニケーションが途切れたなかではなす術もなくやがて消防士たちは自分自身たちが生き残るために撤退し生還するのだがカメラマンは指令官に沿ってカメラを回すからそこでのこの場所、この種の災害には手の打ちようもないことが明らかになるのだ。

カメラ政治的なものを出来るだけ排除して消防士の活動だけを追うのだが、この災害の中で初めの焦点を当てられていた見習い消防士は彼の同僚とともに生涯であるかないかの機会をくぐってこのように言う。  自分は人の命を奪う兵隊となるより人の命を救助する消防士職業を選んだのだが今、この9・11を経験してから、もし国が自分に兵士となれと要求すれば躊躇なく兵士になる、と言う。 報復の観点からみれば至極当然に響くのだが何かが欠落しているようでそれが咽喉にひっかかった小骨のように気になる。

2) セルビア神話  と題された50分ほどのドキュメントでBBC2局で放映されたものだ。

長すぎるそうです。 残りは下記のブログをご参照ください。

http://blogs.yahoo.co.jp/vogelpoepjp/55841287.html

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