- 名前
- ヴォーゲル
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- もう海外在住29年、定年もそろそろ始まり、人生のソフト・ランディング、心に浮かぶこと...
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アムステルダムのフェリーボート
2008年09月14日 21:36
ジャスのコンサートに出かけるのにアムステルダム中央駅の裏側から出て700mほど川沿い、というか運河沿いにコンサートホールまでまっすぐ歩き始めるのだが、先日は少し時間があったし家で食事をしてこなかったので駅の構内の小さなスーパーでサンドイッチとビールを買って駅前にあるフェリーの渡し場のところで食べながら夕方7時のフェリーを眺めていた。
多分1000mもないほどの川幅なのだろうかフェリーは頻繁に行き来する。それぞれ行き先の違う4隻ほどが並んで5分ほど客を待ってすぐに出発する。 そしてそのなかの対岸に向かうフェリーでは15分か20分も待っていたら先ほど行ったものが戻ってくる。 アムステルダムの街はこの運河の北側にも続いておりそこには車やバスでアクセスするためのトンネルもあるものの多くの人たちはこのフェリーを利用している。 そのうえ交通のかなりの部分を自転車がまかなうこの国では自転車でそのままフェリーに入る人たちも沢山みえる。
ちょっと距離を置いて眺めているから細かいところは見えないのだがフェリーが着きハッチが開くと自転車、徒歩の客が開いて平らになったハッチの上を乗り越して陸に降りてその後、待っていた人や自転車が入ってくる、という普通の仕組みなのだが乗車券やパスを検査している風はないのだ。 そのあたりに検問もないし何かカードか切符、パスを差し込んでチェックする器具もない。 100人程度がどっと乗船してきて直ぐに陸を離れ5分かそこらで対岸に着き反対側のハッチを開けて上陸、というのだが水の上で誰かがいちいち検札をするというような時間もないだろう。 向こう側にそういう検問所のようなものがあるのだろうか。
多分ないような気がする。 時々は抜き打ち検査をするとして普通はそういうものがないのかもしれない。 それは市電のシステムに似ている。 バスは乗車口は前にあり運転手が車掌の役をしていちいち検札をすることになっているし、この何年かは市電でも前よりも頻繁に検札が行われるようなのだがこのフェリーの仕組みはどうなのだろうか。
サンドイッチもビールも済ませ時計を見ると対岸へ向かうフェリーが出たところで次のに乗って対岸に行き再度ここに戻ってくるまで今からは40分ほどはかかるだろうしコンサートが始まるまでには戻ってこられないだろうから対岸で検札の仕組みがあるのかないのか確かめるのを諦めて陸を水辺に沿って歩き始めた。 自分はこのフェリーに乗ることはあるのかどうか、たぶんないだろうと思う。
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