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書籍:実はこんなにすごい再建の神様 二宮金次郎の言葉と仕事
2015年01月29日 23:38
今日のご紹介は、長澤源夫氏の著書。
■実はこんなにすごい再建の神様二宮金次郎の言葉と仕事
■長澤源夫(著)
本書は、幕末期に破たんした農村や名家を蘇らせた二宮金次郎氏の名言集です。
閉塞感が漂う現代にこそ、活きる言葉がたっぷり詰まっています。
二宮金次郎氏といえば「勤勉」のイメージが強いですが、それと同様に素晴らしかったのは「先を見通す力」でした。
現代でも必要な力ですね。
先を見通す力を養うには、広い視野を持たなくてはなりません。
そのための心構えも本書にはたくさん出しています。
それでは特に参考になった話を紹介していきます。
●富士山の登山口は、1つではない。須走口や御殿場口とさまざまある。
しかし、どこから登ろうと、最終的に到達するのは頂上だ。
逆から考えてみると頂上に立ち、そこから山を下りるとなると、さまざまなルートを見つけることができる。
東西南北、あらゆる方角から下りることができる。
しかも頂上からは、裾野一帯を一望することができる。あそこは森が多いぞ、あそこには険しい道がある、あそこは川をわたらなくてはならない…待ち受けている障害も、頂上からであれば一目瞭然だ。
仕事や勉強でなかなか成果が出せない、なかなか成長できない、といった場合の多くは、自分の考えに溺れて視野が狭くなっていることがあるものだ。
(P34~35引用)
1つの考えに固執しないように心がけたいものです。私もそうなのですが、人は自分で思っている以上に物事に固執してしまいがちです。
袋小路にはまったときは、他の人の話を聞いてみたり、一歩引いて考えてみるとよいでしょう。特にリーダーの方は、部下のプロセスを1つに固執しないことが大切です。そのためにも、プロセスにまでできるだけ口を出さないことです。リーダーが思っているプロセスの他にも、部下は独自のプロセス、あるいは誰かから見聞きしたことをヒントにしたプロセスを用いるかもしれません。
●鐘には鐘の音があり、鼓には鼓の音があり、笛には笛の音がある。金次郎は、集会で話し合うとき、「芋こじの精神を活用せよ」と教えています。
「芋こじ」とは、次のようなものです。2本の細い丸太をX字状に縛って、これを桶の中に入れる。そして、この中にサトイモやショウガを入れ、さらに水を加えて、2本の棒の先を持ってグルグルこじまわす。そうすると、この棒によって、イモ同士がぶつかり合うことになる。そうすると、イモそのものは傷がつかず、きれいに皮を取ることができる。つまり、「芋こじの精神」とは、相手の個性と意見を尊重しつつ、うまく活用するということだ。こうして、Aの考え方もある、Bの考え方もある、と多面的に物事を見ていくと、だんだん問題の本質や、次に何をするべきかが見えてくる。
(P90~91引用)
自分1人で考えてもなかなかうまくいかないとき、ふと誰かに話したら上手くいったなんて経験は誰しもがお持ちではないでしょうか。
人は自分と違う相手の意見を受け入れないようにしてしまいがちです。
多面的に見る癖をつけるためにも、平時から自分と反対の意見を出してくる人にも「そのような考えもあるんだな」と認めるようにしましょう。
●土地を耕すには、一度に一鍬ずつ掘り起こすのが限度だ。金次郎の有名な言葉に「積小為大(せきしょういだい)」がある。少しずつ、少しずつ積み重ねていけば、それが大きな形になるということだ。
焦らずじっくりと正しいと思うことをコツコツ続けることです。芽が出るのはいつかはわからない。3日先か、1週間先か、3年先か5年先か、もしかしたら10年先か、20年先かもしれない。でも、あきらめず一つひとつ続けていれば、いつかは小さな種から芽が出て、成長し、たわわな実となるのだ。
●世の中に無用の物というものはない。この世の中で無駄なもの、いらないものはない。つまり、それは人間一人ひとりもそうだということになる。中国の古典の一つ『荘子』には「無用の用」という考え方がある。「無用の用」とは一見役に立たないと思われるものでも、実は世の中にとってはなくてはならない働きをしているという意味です。有用なものは、有用であるがため、人に使われ、すぐに消費されてしまう。ところが無用なものは、誰にも相手にされず使わないからこそ、その天寿を全うすることができる。
「人はみな有用の用を知るも、無用の用を知るべきなり」
人はみんな明らかに役立つものの価値は知っているが、無用に見えるものが人生において真に役立つものだとは知らない。自分自身を他人と比べて、あれが足りない、これが足りないとあげるのは簡単なこと。
荘子のように少し見方を考えてみると、心を軽くするヒントが得られるのではないでしょうか。
このウラログへのコメント
方法を探す癖をつけるといいんですよ
諦めるのか文句言いながら同じこと続けるか
改善するか(  ̄▽ ̄)
ろふさん:いいかもしれませんね気持ちにチョットでも変化があれば儲けもの(*^^*)
SYUZO-さん:具体的な方法が浮かべば何とかなっていきそうですよね(*^^*)
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