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いい話…印象に残った話。

2011年04月18日 23:23

いい話…印象に残った話。

【自分を支えるよりどころ】

日本電産社長永守重信氏の心に響く言葉より…


「大震災で多くの人が犠牲になりました。
取り返しがつきません。
親族を亡くされた方々は本当にお気の毒です。
それと比べたら、僕らが、普段えらいこっちゃと思うようなことは、挽回できる」


「創業して銀行からカネを借りようとしたら、担保が無い。
生命保険に入れと言うんです。
それを担保にしたので、会社をつぶしたら自殺して返さなくてはならん。
京都渡月橋がある嵐山を死に場所と決めていました」

「時々、会社が苦しくなると、そこに見に行くわけです。
実際、不渡り手形をつかんでつぶれそうになった。
でも、ここで飛び降りて死ぬのかと思うと、ぞっとした。
怖いと思ううちは、自殺はできないものです。
だから頑張った。
人間、何か怖いと思うものが心の中にないといかんね」

「沈み込む谷が深ければ、登る山は高くなる。
僕の人生は、その繰り返しだ。
前半が悪かったから、これからますますよくなるはずや」

日本電産の本社ビル1階ロビーに、粗末なプレハブの小屋が鎮座している。

創業時の苦労をしのぶ記念物だ。

「いま苦しくなると、社長室から1階に降りて小屋を見に行く。
すると窮地に追い込まれた昔を思い出して震え上がる。
創業したころはカネはあらへん、人はおらへん。
何も無いわけや。
もしもの時は、本当につぶれてしまう。
ものの5分もしないうちに、何のこれしきのこと、という思いがわいてくる」

ハードワークで売る元気印の経営者から意外な言葉が。

「人間は弱いんですよ。
ものすごく強そうに見えても、たかが知れてます。
心がすさみ、暗くなる時に、何で自分を支えるのか。
何か持っていないといかん。
僕の場合は、創業小屋と、京都・八瀬の九頭竜大社やね」

「政府や東京電力想定外とか言っているが、我々がそんなこと言っていたら、つぶれてる。
想定外なんて言い訳したらあかん」

経営者は自分で自分を動機づけしなくてはいけないんです」

「世の中は『あいつは元日以外は働いているらしい、あほと違うか』と思っているかもしれないが、それくらい働かないと、こうはなりません。
京セラ稲盛和夫さんだって、そうでしょう」

「若いころ楽しくやって、今になって『あんたはいいな』と言う人がいる。
人生を振り返って後悔するのが一番不幸だ。
平穏な一生はサインカーブの波が小さいだけや。
これもリスクの多い人生も、締めてみればプラスとマイナスの収支は同じゼロ。
どっちを選ぶかの違いやね」

日経新聞』4月16日(夕刊)


永守氏は、連結で年間売上高1兆円を目標に掲げ、世界を飛び回る猛烈経営者

永守氏ほどの人物でも、苦しくなると見に行くところがあるという。

創業の頃の粗末なプレハブ小屋だ。

私達は時が過ぎ、日常に流されると、原点を忘れる。

創業者は創業の頃の原点を二代目、三代目は会社に入社したその日のことを。

心が暗くなり、辛くなったとき、自分を支えるよりどころを持つことは重要だ。

永守氏のよりどころは、ひとつは創業の頃の原点を忘れないことであり、もうひとつは宗教心だという。

宗教心とは、宗教に頼るということではない。

なにか大きな力にゆだねる、恐れをいだく、という畏敬の念と、敬虔(けいけん)な気持を持つこと。

日常の辛くて厳しいと感じる事柄も、大震災で被災された方々の苦労と比べたら何ほどのこともない。

人生を振り返って後悔しないよう、今を精一杯生き抜きたい。

このウラログへのコメント

  • ボーグ 2011年04月18日 23:38

    良い話をありがとう!
    時間がある時。ゆっくり全部読ませてね。

  • なな♪ 2011年04月18日 23:44

    ボーグさん:コメントとフレンド登録有難うございます!是非また見にきて下さいね

  • いずこうげん 2011年04月18日 23:53

    永守んって、苦労人だったんだね。知らなかったよ。

  • なな♪ 2011年04月19日 00:06

    たけしさん:そうだったみたいですね。上の人の苦労は普段見えないですよね

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