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弱みを包む

2017年04月26日 23:23

拘束関係の話題が自分的にひと段落したのでちょっと心のつながり、というか自分自身の葛藤の話。

自分がSであると自覚して、M女性と出会うようになってからしばらくの間、心の中に葛藤がありました。というか、今でもまだ正直にあります。

それは、M女性の多くが何かしら普段の生活や人間関係に弱みを感じていること。そして、私の行為はその弱みに付け込んでいるだけではないのかという葛藤です。

私の嗜好として、その弱みを責めるようなことは一切ないのですが、例えば家族とうまくいかない、会社でうまく振舞えないといったことに引け目を感じている女性のお話を聞いて、「大丈夫」「頑張っっているね」と励まし、「私の前では肩肘を張らなくていいんだよ」「甘えていいんだよ」と諭す。

この部分だけを見ると、その女性を抱きたいがために体よく振舞っているように見えなくもない。
そんなつもりは毛頭ないが、でも結局そういうことになっているのではないか。そんな葛藤がありました。
恥ずかしいですが、そのことに悩み、また会いたいと言ってくれた相手と連絡を絶ったこともあります。

でも、徐々にですが、自分にとってもM女性にとってもそれは付け込むとかいう程度の話ではないんだと感じる機会が増えてきて、今ではその葛藤を感じることも少なくなってきました。

まず、私自身の気持ちとして、M女性を日常の緊張から解放してあげたいと心から思えること。
そして、もがきながらも日常を一生懸命暮らしている女性にこそ魅力を感じること。
つまり、形はいびつかもしれないけど、その方の人生を応援するために、その止まり木代わりになれるような関係をSM関係を通じて築きたい。これが私の嗜好なのだと自覚したこと。

また、M女性の言動や反応から、心から甘える時間を求めている事、認められる・褒めてもらえることに飢えていること。そして、誰かにすべてをゆだねることで心の解放ができるということを感じるようになりました。少なくとも、私に対して弱みに付け込まれたという反応を返してきた女性はこれまで一人もいません。

私の場合、出会ったばかりのM女性といきなり支配だ服従だという関係にはなりません。
なので、M女性が私にゆだねること。私は甘えさせてあげたいと思うこと。
ここに嘘偽りがなければ、はじめはそれでいいんだと今は思えるようになっています。

結果として、付き合いの中でM性や嗜好の違いにより、主従の関係になれなかったとしても、その時その瞬間にお互いに満たされていたという事実は変わりないし、そこに後悔はない。
つまり、SM以前の話として、弱みを丸ごと包むことが私のSとしての関わり方の第一歩であり、そうである以上、そんなふうに弱みを含めてすべてを委ねたいと願う女性にこそ魅力を感じるのは当然といえば当然なのかもしれませんね。

なんだかよく分からないログになりましたが、たまにはこういう自分の心を吐き出すのもいいかなと思いました。
読み返すと消してしまいそうな気がするので、あまり推敲せずこのまま投稿します(笑)

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