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中日新聞より。

2017年01月30日 22:44

『小学2年生に教えられて』


銀行員の樋田さん(32)が勤めている名古屋市名東区にある支店での話。
ある日、母娘が店内をキョロキョロと見渡しているのが目に留まった。
樋田さんが声を掛けると、
「この子の学校で、『地域の職場の方に話を聞く』という宿題が出たんです。
なぜか銀行に興味を持ったようで、付き添ってきました」とのこと。
聞けば小学二年生。力になればと思い、上司に許可をもらって協力することにした。
だが、最初から「銀行は何のためにあるのですか」とストレートな質問が飛んできて戸惑ってしまった。
悩みつつも「家にお金を置いておくと危ないし、管理が大変でしょ。そのため銀行の金庫に預けておくの。その間、利息をつけてね」と答えた。
すると、今度は「金庫にはいっぱいお金があるんですか?」と聞かれ、またまた戸惑う。
その後も「外の金庫(夜間金庫のこと)は何のためにあるの」「なぜヘルメットが置いてあるの」などの矢継ぎ早の質問に向きあって答えた。
最後に「何に気をつけて接客していますか」と聞かれ、ドキッとした。
子どもたちからお年寄りまで、その方に合わせて分かりやすく丁寧に説明するようにしているよ」と答えると、こんなふうに切り返された。
「私はね、学校のテストや発表の時、いつも焦らないようにしているよ、焦ると失敗するからね。丁寧にやることが大事だよね」
「自分の考えをしっかりと持っていることに感心しました。
子どもだからと思い、少しうわべの答えになっていたことに反省。改めて接客の基本など、日頃の仕事を見つめ直す良い機会になりました」と樋田さんは話す。

中日新聞掲載 2016.12.18》

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