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印象的な話[父親の手作り弁当]

2012年03月11日 03:00

印象的な話[父親の手作り弁当]

神奈川県校長先生:中野敏治先生より感動話♪やまびこ会(全国教育交流会)の代表の方でもあります♪


私は小学校4年生の時学校が嫌いになりました。

その当時は[不登校][登校拒否]という言葉もなかった時代です。

朝になると本当に熱っぽくなるのです。布団から出て立つと目眩がするのです。病気かどうかなどわかりません。でも、毎朝そうなるのです。
母親が学校へ欠席の電話を入れると熱っぽさもなくなり、目眩もなくなるのです。どうして?って聞かれてもどうしてなのか自分でもわからないのです。
ただ、本当に朝になると熱ぽくなり目眩がしたのです。

そんな経験がある私が不登校の生徒とかかわると[どうして?]とは聞けないのです。
[休むのに理由なんかないんだよね]と思えるのです。

ある年、卒業文集に次のようなことを書いた生徒がいました。
彼には母親がいなく、父親と一緒に暮らしていました。
その彼が自分の中学校生活を振り返って書いたのです。


2年生の時の体育祭は私にとって忘れられない思い出があります。
お父さんがお弁当を作って応援に来てくれました。
とても嬉しかったです。
私のお父さんはその年の秋に病気で亡くなってしまいました。ショックでした。
3年生になって中々学校へ行けなかったけれど、卒業式を楽しみにしています。先生にはお世話になりました。
学校を卒業しても中学校生活がいい思い出になるようにしていきます。
これからも頑張ります。


卒業が間近に迫った時に書いた文章です。
この短い文章の中に彼の中学校生活のすべてが書かれているように思います。
運動会の日の父親の手作り弁当。彼はどんなに嬉しかったでしょうか。
思春期の頃は親を避けたがるもの、そんな気持ちさえなくしてしまう程素直に彼は父親の姿に感激をしたのです。
きっと父親も慣れない手つきで息子の為朝早く起きて運動会お弁当を作ったと思います。
その大切な父親が亡くなったのです。
そんな複雑な気持ちの中に彼はいたのです。
気がつけば、学校を休んでしまっている。[どうして?]と自分に問いかけてみてもきっと理由等わからなかったと思います。
皆学校に来たいんです。そして、素敵な思い出を心の中に沢山作りたいんです。いつか[学校に行きたくて、行きたくて仕方がないよ]と全ての子供が思える学校を作ってみたいです。
そんな子供達の学校を。


「休むのに理由なんかないんだよね」
この言葉にどれだけ救われることか…
私が生徒だったら間違いなく先生大好きですね♪信じ抜く強さ、私も見習っていきたいな♪


「人を理解するより信じよう。理解しようとすれば疑惑が生じ、信じれば愛が生まれる」
by大越俊夫(神戸[師友塾]塾長)

このウラログへのコメント

  • なな♪ 2012年03月11日 03:13

    千夜恋逢さん:人を信じるって凄く難しいけどそれができる方は凄く素敵だと思います

  • 心蔵 2012年03月11日 05:57

    人を信じるそれが愛情です 騙されても騙されても信じる いつか解ってくれる 子供を信じれば応えてくれる

  • なな♪ 2012年03月11日 05:59

    心蔵さん:コメント有難うございますそうですね信じ続けていれば…

  • 管理貞操帯 2012年03月11日 07:47

    小1の時、和歌山県南部堺市に転校しときた時、に行かないと、道路に寝転んだ方言の違いもありました

  • なな♪ 2012年03月11日 07:59

    管理貞操帯さん:方言強いとこだとたまに話してて理解できないですもんね

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