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女性のエクスタシーは男性のそれの300倍

2006年08月29日 23:55

ちょっとショッキングなタイトルですが、今日は「お話」はちょっとお休み。理由はまだ構想が決まってないのと、書く時間が足りないから。「お話」は毎日書くのに最低2~3時間はかかってしまう。今日は後残りが40分で無理なので、つい2・3日前に読んだ面白いサイト皆さんにご紹介しようと思います。
 
さて、実際は、「女性エクスタシーは男性のそれの300倍」というのは、これから紹介するサイトに書いてあったのをそのまま使っただけで、それに何の根拠も無いようです。只、女性エクスタシーが男性のそれに比べて相当大きい事は事実のようです。このサイトの筆者の書いてる内容については、だだの一つの情報としか私は受け止めては居ないのですが、中で引用されている話が面白いので皆さんに紹介しようと思ったわけです。
 
その引用は性同一障害の女性が男性になるために男性ホルモンを投与された時の本人の経験談です。その引用を先ず書き出してみましょう。
 
 
「残念なことに、男は絶対に女ほどには感じない。・・たとえばオナニーの際とか、あるいは全く性的な事柄ではない、転んだり滑ったりというときのことを思い起こしてみても、確かに絶対に女体であったときのほうが、敏感であり、感じやすかった。何倍も、ことによると十何倍も。・・男性ホルモン投与の回数を重ねていくにつれて、私は日々自分の体が、ゴムにでも覆われていくような感覚をもっていった。触角、痛覚などが薄くなっていくのである。首筋だのウエスト周りだの、ぼんやり性感を感じることもあった箇所もすべて、鼻の頭などと同じ色気のない部位とほとんど変わらないほどの感覚しかなくなってしまったのだった(私と同じことをしたすべての人々に同じことが起るというわけではないが、それでも同じ話を数多く聞いている)。性感帯は、およそ股間周辺のみにまで縮小していってしまった。つまらないでしょ?ね?」(「トランスジェンダーの時代~性同一性障害の現在~」虎井まさ衛著、十月社、2000)
 
「しかし私は歓迎した!ちょっとくらいの刺激で敏感に反応していたのでは、疲れて困る。・・性欲は女の倍あるが、その泉の湧き方は、女体に比べると単純明快だ。そう、簡単な体を私はもちたかったのだ。簡単な体をもてば、それほど自分の体のことを考えないですむ、頭の中にその分、青空が広がっていく。単純で、鈍くて、わずらわしさの少ない肉体。外からの刺激を受け付けない鎧を持ち、月に一度血を流す憂いのない、平和な気分でいられる体を、欲していたのである。つまらない、平凡なかたちを。」(前掲書)
 
「女は視られ、男は視られない。・・視られているとき、男は女よりもずっと気持ちに余裕がある。・・視られて悦ぶ女もいるだろう。しかし女は男より、ずっと緊張して道を歩いているものなのだ。男からの執拗な視線は、容易に脅威に変貌する。男は視姦されない!・・自分が体をもっていることなど忘れ果てて、気軽に自由に、透明人間のように歩いていくことができる。注目されたいアナタにはつまらなく感じられるでしょう・・・・か?」(前掲書)
 
 
私はこれを読んで、成る程そういうことかと納得させられています。この女性は男性になりたかったので、最後の結論は男性になってよかったということらしいけれど、それはこの方の意見で一般的な女性の意見ではないだろうとは思っています。しかし、女性の皆さんが普段どういう感じでおられるかの一端を垣間見せてくれて、私にはとても面白い記事でした。女性にとっても普段男性がどういう感じなのか多少は理解できる記事かと思ってログに上げてみました。私は「何でも肯定論者」なので、これからも「ゴムにでも覆われて」平凡単純に生きていきます。
 
小論の全文は下記のサイトに有ります。
http://www5c.biglobe.ne.jp/~u-b/text/body/extasy.htm
 

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