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天女の羽衣
2014年05月03日 09:18
「世阿弥」作 の“能”『羽衣』。
世界遺産にも認定された、三保の松原での話。
三保の松原は、波が静かに打ち寄せる浜辺に、緑の松林が続いています。
清々しい朝日を浴びて、地元の漁師“白竜”が砂浜を歩いていました。
すると、どこからともなくよい香りがし、よく見ると、松の枝に美しい衣が掛けられていました。
「おお、これは素晴らしい」
“白竜”はその衣を手にとって持ち帰ろうとすると、木の陰から一人の女性が現れます。
「待ってください。それは私の衣です」
「何を言うか。拾った俺の物さ。家の宝にするんだ」
「それは天人の羽衣です。人間には必要のない物です。お返しください」
「ほう、そんな珍しい物ならば、なおさら返すことはできないよ」
「なんて悲しいことを言われるのですか。羽衣がなければ、私は空を飛べません。天上界に帰ることもできないのです。どうか、お願いですから返してください」
「いやだ!」“白竜”は突っぱねます。
天女は泣くばかり。
しかし、悲しみに打ち震える姿があまりにも痛ましく、“白竜”は次第にかわいそうに思い、
「では、天人の舞を見せてくれれば衣を返してやってもいいが、どうだ」
「容易いことです。舞をお見せしましょう。そのためにはまず、衣を返していただかないと・・・」
「まてまて、この衣を返したら、舞を見せずにそのまま天に昇ってしまうつもりだろう」
天女は静かに答えます。
「いいえ、疑いは人間界にしかありません。私たちの天上界には、うそ偽りというものはないのです」
「いや、これは恥ずかしい・・・」
“白竜”から羽衣を受け取った天女は、美しい曲を奏でながら舞を披露し、歌いながら天へ帰っていきました。
嘘とか、疑うという概念が無い!
そんな風になったなら素敵ですね♪
「三保の松原」の海と松と砂浜と富士山と風を感じながら、心を洗いに行きたくなりました♪
全く疑わない生き方がかっこいいけど、疑ってしまったときに「いや、これは恥ずかしい」と思えることも大切♪
近くにいる人ほど、信じきっていきたいです
このウラログへのコメント
はじめまして
悪意や誤魔化しの嘘は不快ですが
人を救ったり後押しする嘘もあるかと
嘘もないと困るかな
有るね。
疑えば切りがない、何事も良しと考えますか。。。。(笑)
アポロ♪さん:ですよね。こういうのも文化遺産の1つですよね
johndoeさん:よくない嘘だけなくなればいいのにね
ゆうき2さん:疑う必要ないくらいになればいいのにな
信じるって言うこと事態疑いがあることなんです
本当の信頼関係の中では信じるという言葉は存在しませんよ
SYUZO-さん:確かに。本当の信頼関係あれば信じるというより当たり前と思うのかも
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