成程話:自己卑下と謙虚とは違う

無意識にしていることがあるかも…

[私って馬鹿だから]
[どーせ僕なんて]…等何かミスをした際自分を卑下する言葉を口にする人がいる。
そんな人を見かけた時大抵の人は[失敗なんて誰にだってあるよ][次に頑張ればいいよ]と励ましの言葉をかけるだろう。
この時、実は卑下している本人もそんな言葉を待っているのだ。
自分の考えを曲げて相手に調子を合わせることを[迎合]というが、この場合は相手にうまく迎合し、自分のミスを許して貰おうという心理が働いているのだ。
又、自分自身で否定的な発言をすることで相手から肯定意見や自分を擁護する言葉を引き出したいのである。
つまり、他人に逃げ道を作って貰えるように仕向け、イザという時に甘えようとしている人任せな人間なのだ。
しかも、毎回自分に対するネガティブ(否定的 消極的)発言を聞かされる方はたまったものではないし、容姿が綺麗な人が容姿について卑下する言葉は嫌味にさえ聞こえてしまう。
もしも自分に思い当たる節があるならこれまでの言動を反省してみよう。
自分を正当に評価して行動に責任を持つことで人は信頼を得られるのだから。

<しぐさに隠された大人の本音>
斎藤勇著
蒼竜社より


謙虚と自分を卑下することは違うもんね♪相手や状況によっても変わるかもしれない。
[自己卑下と謙虚とは違う。僕はダメだという奴程、本当は心の底ではうぬぼれているんだ]
by 大越俊夫(神戸[師友塾]塾長)