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成程話:面白い個性のある人
2013年02月06日 21:58
曽野綾子氏の心に響く言葉より
人間は外界からできるだけたくさん吸収しなければならない。
本を読み、人と付き合い、体を動かし、旅行をして見知らぬ町へ行き、初めて複雑な人間になれる。
付き合う時には人と同じことをして安心するという心理に私は抵抗を覚えて育った。
付和雷同、流行を追いかける姿勢の人に、今まで面白い個性を見たことがないのである。
流行を追うのは恥ずかしいことです、と私は幼い時から母に言われた。
自分というものがない、か、自分が極めて弱いから、人のまねをして、人と同じ行動をとりたがるのだと母は言うのである。
今年はこういう服が流行ですと言われても、それが似合う人と似合わない人とがある。
それを見極めない人になってはいけないと母は言ったのである。
人は自分がしたいことをする時にははっきりと自分らしい理由を持たねばならない。
人がするから自分もしたいというのは理由にはならないと母は私に戒めた。
人が行く方向へ自分も行くということはかなり無謀な恐ろしいことなのである。
観念だけではない。
『人生の原則』河出書房新社
皆が一緒に揃って、ではなく自分だけ独自の道を行くことはとてもしんどい。
批判にさらされ、バカにされ、傷だらけになるかもしれない。
[今まで通り][いつもと同じやり方][皆と一緒]…現状を打破しようとする力より現状を維持しようとする力は数倍強い。
[かけがえのない人間になる為には常に他の人とは違っていなければならない](ココ・シャネル)
面白い個性のある人は独自の道を往く。人と違った道を往くことを恐れない人でありたいな
このウラログへのコメント
アナタのお母さん えらい
この親にして
この子ありか!
松山市の河内人さん:私の母の話ではないですよ
曽野綾子の幼少時代にこの言葉…昭和初期のころと思いますが
先進的で素晴らしいお母さんですね
りぶらさん:ほんとですよね
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