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いい話:似顔絵セラピー

2012年11月27日 09:16

いい話:似顔絵セラピー

上柳昌彦氏の心に響く言葉より

[ケンイチさん]… 本名岡村賢一さんは25歳。
これまでにおよそ1万人もの方の似顔絵を描いて、その腕前を、病院に入院中の患者さんの[癒し]や[励まし]に応用しています。
高校を出て進学したのは名古屋芸術大学のデザイン学部のイラストコース。
オープンキャンパスの日、にわか似顔絵屋さんをやってみたのです。
これが中々の好評でした。
これをキッカケにケンイチさんは、大学祭イベントで様々な似顔絵を描くようになりました。
今年の2月にはアメリカ似顔絵団体が主催する大会の、色を使わずに描く白黒部門に出場。
120人程の似顔絵画家が5日間ホテルにこもって、ひたすらお互いを描き合う。
できた作品をどんどん貼り出す。
その作品を画家同士がお互いに投票するという熾烈なコンテストです。
ここで25歳のケンイチさんは見事優勝を勝ち取ったのです。
似顔絵の面白さというのは、その人の特徴を捉えて大袈裟大げさに描くことです。
けれども、その特徴が本人にとっては嫌なことだったり、コンプレックスだったりすることもあります。
そういう場合は周りの人は笑っても本人は笑いません。
ケンイチさんは心に誓います。
[本人が笑って喜んでくれる似顔絵を描こう。風刺ではなく、いい所を捉えて描くことを旨としよう]
入院病棟には重度の患者さんもいます。
ですから、できるだけスピーディーに仕上げなければなりません。
又、顔色が悪かったり、病気で頬がこけてやつれてしまった人もいます。
それをそのまま描いても何にもなりません。
ケンイチさんは患者さんの職業や趣味を聞いて、その人が人生の中で最もピカピカに輝いていた頃のものを絵の中に描き入れることを考えました。
建設業で活躍していた人には工事現場にちなんだもの。
カラオケの先生には音符等を描き添えると、笑顔の輝きが増すことも分かってきました。
普段は殆ど表情を失っていた認知症のおばあさんは、自分の似顔絵を見て手を叩いて喜んでくれました。
週末医療の病室ではご主人が元気だった頃の仲良く寄り添う二人を描きました。
付き添いの奥さんの涙が止まりませんでした。
ケンイチさんは言います。
[元気が出る絵、希望が沸く絵というのは何だろう?まだまだ分かりませんが、それを極めていきたいですね。そして似顔絵セラピーが一つの文化になるのが、僕の夢なんです]

[上柳昌彦のお早うGood Day!](2007年11月27日放送)
『80点コロッケ 涙があふれて心が温かくなる話』ニッポン放送


似顔絵ブラックジョークとも似ている。ある種のタブーネガティブな事をデフォルメして笑いにする。しかし、周りにはウケたとしても風刺された本人は笑えない。人が喜ぶのは根っこに棘がなく、心の底から笑えるようなポジティブな明るさ。自分の特技を使って、人に希望を与え、元気にさせることができたら最高だよね

このウラログへのコメント

  • キャスト 2012年11月27日 23:00

    笑いは日々の中で必要です。

  • なな♪ 2012年11月27日 23:49

    キャストさん:ですね心明るく過ごせるって素敵です

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