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素敵な話…【誇りの鏡】

2012年03月14日 09:08

素敵な話…【誇りの鏡】

昭和20年8月、太平洋戦争が終わった直後のこと。

九州の玄関口??北九州市門司港駅は、大陸から引き揚げてきた人々であふれていました。

昼夜をおかず列車が発着し、乗り継ぎ列車がない人は駅のホームで寝泊まりする混雑ぶり。

その人混みの中に、2~3歳の幼い子どもを連れ、大きなお腹を抱えた一人の女性がいました。

彼女は駅のホームで、突然陣痛が始まってしまいます。

異変に気付いた駅員は、すぐに彼女リアカーに乗せ、幼い子どもを背負って病院へと向かいました。

ところが開いている病院がありません。

駅員は自分の家に連れて行き、自宅で出産させることを決意します。

「心配いりませんよ、もう少しがんばってくださいね」

親戚も知り合いもいない門司港で、駅員に励まされた彼女はどんなに心強かったことでしょう。

翌朝、駅員の自宅で元気な男の子が生まれました。

赤ちゃんは、門司港での恩を忘れないようにと、左の門司と書いて「左門司(さもんじ)」と名付けられました。

そして2週間後、遅れて大陸から到着した夫とともに、一家は関東茨城へと帰っていきました。

それから26年後の昭和46年、左門司さんが結婚することになりました。

彼が真っ先に招待したいと考えたのは、門司港駅の駅員さん。

門司さんは誕生日の度に、自分の命の恩人の話を母親から聞かされていたのです。

彼らは、26年ぶりの再会を心から喜び合いました。

そして同じ年に、両親が再び門司港駅を訪れ、26年前のお礼にと、大きな楕円形の鏡を寄贈しました。

駅の事務室に架けられたその鏡は「誇りの鏡」と名付けられ、いまでも駅員はこの鏡の前で身だしなみを整えてから、駅に出ることになっています。


FM福岡 HP「ヒューマンストリート」より


素敵なお話です♪
人の想いは時が経っても繋がっていくんですね♪

このウラログへのコメント

  • 管理貞操帯 2012年03月14日 16:33

    一時、門司港駅は、寂れてしまいました。最近、レトロブームで、火がついてきたね。
    その鏡を見てみたい

  • なな♪ 2012年03月14日 23:50

    管理貞操帯さん:こういう話知るとみてみたくなりますよね

  • なな♪ 2012年03月15日 16:48

    阿木さん:ほんとですね鏡見に行きたくなっちゃいます

  • なな♪ 2012年04月24日 23:42

    catdogさん:そうなんだ!知らない人が見たらどう見るかな?この鏡

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