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出会い系の女50

2013年05月27日 14:53

昨日はメールを読んで早めに寝たので、朝はスッキリした。

起きながら、男は思った、
トラウマの女とイイ、純情淫乱の女とイイ、
今まで考えたこともなかった、女の世界にどんどん、引き込まれていくようだ。

2万円の女とカラオケの女は、どちらかというと、
美しい湖水を、ボートに乗って美しい周囲の景色や透き通るような青さの湖面を堪能しているようだったが、
いったん、美しい水面に飛び込んでみると、そこにはまた違った、
男には異次元の世界が横たわっていた、
嫉妬、ウラギリ、憎悪淫乱快楽背徳
そんな感じだった。

今まで、男は、イヤ、この男にかぎらず、この国の半分以上の男どもは、
女の世界を切り捨ててきた。

女の世界とは、あの大教会ステンドグラスの6340万色に映えるハイビジョンの世界である。

しかし、男は女の体に宿る淫乱の世界にしか興味ない。

女は誰でもハイビジョンの世界をもっていると同時に、淫乱な体の体現者でもある。

純情とは心のハイビジョンである、しかし、
淫乱と女の心とは関係ない。なぜなら、進化の結果だからだ。


そんなことがアタマによぎりながら、うつろに、惰性でテレビを見PCでニュースを見た。

今日は、お昼頃にカラオケの女と会う。

おまんこ抜きだから、準備は入らない。気が楽だ。

ピンポ~ン、

雑用を片付けていると、元同僚の鈴木がきた。9時を回っていた。

どうしたんですか?

うん、なにもないんだが、図書館に行く前に寄ってみた。

はあ、そうですか。

きみな、昨日、出会い系で女を物色してるって言ったろ、

ハイ

先方から、あってもイイって、きたんだ

よかったじゃないですか?

うん、それはいいんだけど、

出会い系と言ったからって、いきなりじゃ、まづいだろ?

鈴木はヘンなことを聞いてきた。鈴木はやりたくてたまらない様子だった。
なんぼ、女好きと言ってもショッパナから、やるというのは、やっぱ、ヒッかかるらしい。
この男は、女とはアナだけである。

たぶん、他の男の半分は同じく、女は穴、であった。

ハイビジョンの世界に思いを巡らす男は誰もいない。



そこは女性の気持ち次第でしょうね、

濁しておいた。

そこなんだ、まだ、メールで3,4回だろ、そんなこと、わかるわけナイよな。

わからないでしょうね、

少し、投げやりに言った。

たとえ、あなたに気があっても、やるのとはまた別でしょ。

う~ん、

いっそ、聞いてみたら、

オイ、そんなこと聞けるか、

・・・・・・


しょうがないですね、コーヒー飲んで帰ってくれば。

なにっ、

鈴木は少し怒り気味になった。

あまり、鈴木にもかまっている時間もなくなったので、男は

用があるので、出かけますから、と言って、さっさと車に乗ってしまった。

元同僚とはいえ、鈴木とは、キライではないがスキでなかった。自分勝手だから。



車で1時間半、シダックス駐車場にはカラオケの女がきていた。

今日はいい天気だ、

低めのヒールに紺色のワンピースに薄手のカーデガンを羽織っている。

男は、思った、かっこイイ、
紺色がすごくこの女の顔の輪郭に引き立つ。
まさに、上玉をゲットした感じだ。

出会い系でなければ、まず、こんなコトはあり得ない。

リアルでなら、この風采が上がらない社会的落伍者のこの男では、
視野にも入らないであろう。

女は素早く、男の車に乗り込んできた。

座席に座るやいなや、

イキマショ、

えっ?

決まってるでしょ、ホテル

えっ?


きゃは、ホテルに行ったからって、必ずおまんこしなければならないってコトナイでショ、

女はこともなげに言う、こういう言い方が男にはたまらなくスキうだった。

はい

人目につかないところでしょ、

なあ~るほど、

とんまな男である、ホテルセックスしか連想できない。

仕方がないことだ、この男にかぎらず、99%は女とホテルイコールセックスになる。

女の体から香水が漂っている、軽めのだ。
香水は本来、肉食系外国人体臭を消すために使うのだが、
ニホンジンは体臭は少ない、こういうところに香水を使うと、逆効果になる。
刺激臭が強くなるのだ。

しかし、この女は、ほとんど臭わない香水を使っている。
匂わない香水は女のニオイとミックスして溶け出すと、女のフェロモンとなる。

男は女のうなじを舐めた。

キャッは、なめないでよ、うれしそうに声を上げた。

いいニオイですね、

そうオ~

女はうれしそうに、言った。

チンポが立っちゃいます

まんこぬきじゃなあい~の?

なるほど、男は思った、それでかあ。

なかなか、やるもんだ、わざと挑発しているんだ。


こういうところが、この女が、また、スキな理由でもある。


ホテルの一室に入ると、男は言った

顔見るだけでいいんです、顔見ると落ち着くんです。

顔だけでイイの?

はい


手持ちぶさただから、男は冷蔵庫から飲み物を取り出して、女にわたし、自分でも飲んだ。


あのお~

美枝子さん、淫乱ですか?

ヒエッ~

女はビックリして、男が好きなほんの少し切れ長の澄んだ眼を、
男にまじまじ向けた。

少し上品気味の唇が開いた。

あなた、いきなり、なんてこというの

女はうれしそうに答えた。

ラブホテル密室である。

セックスだけがしか使っていけない、ってコトはない。

げんに、出張する男も最近使用するそうである。
使い方はいろいろである。
しかし、世間一般ではセックスだ。

セックスの使い方でなくても、この中にいることは、
セックスするほどの仲のだと想像されるだろう。


もちろん、わたしは淫乱よ。

おおっぴらに言えないけどネ。

わたしい、レスが長かったでしょ、で、苦しんだって、話したでしょ。

わたし、あのとき思ったの、わたしの体、つまり、女の体ってなんて淫乱だってね、

カガミ見るでしょ、体全体の、わたし男だったら、も、やりたくてしょうがないってきになるわ。

自分の体に欲情するの、きゃは、ヘンでしょ

でもね、思うわ、女って、たぶん、み~んな、自分の体を鏡で見るでしょ
自分に欲情していると思うわ。

ナルシストよ。

これが男からみればネ、別な角度で見ると、淫乱よね。


なあるほど~

男は思った、
やっぱ、女って、2万円の女にかぎらず、コト、セックス恋愛おまんこに関することは、
男以上に、そして、男が考えてる以上に聡明だ。

ここでも、そのことが証明された。

女をこの国から切り捨ててきたこの国、ニホンジンはかぎりなくバカだ。
しかし、今まで65になるこの男も、このバカなニホンジンの紛れもない一員だった。

諸悪の根源は、この国のサベツである。

女は非人として最近まで切り捨てられていた。

女はモロにサベツの被害者だった。

男はヘンなとこに思い至ってしまった。

女を知ることは、この国の社会制度の悪弊害が透けて見えてくる。



淫乱が非人の持ち物なら、淫乱キタナイになってしまう。

逆に、女が崇高なら、淫乱は同じく崇高になる。

そういうハナシだ、

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。



女は言った、

カオだけ~?

おまんこ、みたいでしょオ~

はい

みるだけよ~

はい

きょうは、まんこぬきだからね~

はい







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