武田薬品もようやるよな

武田がシャイヤー買収（6兆円)を決めた時、借金体質となってしばらく株価が低迷すると思ったが
順調に借金も返して行って株価も4000円台になって来た。
そこに来て前年12月にまたまた買収を決めたから、ようやるわとは思いつつ、費用対効果を
探るのはもう習性になって来ている。
今回の買収先はアメリカのスタートUP企業であるニンバス・ラクシュミ（ニンバスセラピューテクスの子会社）だ。買収額は5500億円。
この会社、免疫疾患薬の開発を主としている。
免疫疾患薬は開発は難しいが、製品化されれば世界中に免疫疾患の患者は多いから、巨大な売り上げが見込める。
武田のドル箱エンティビオ（潰瘍性大腸炎薬）は今期7000億の売り上げ
を見込める商品だ。ただそれに続く大型新薬候補が無い。
まあ今回の買収は、エンティビオに続く大型新薬候補が無いために、買収という手を使はざるを得なかったという事だ。
経営上仕方ないが、免疫疾患薬の開発はリスクが伴う。ただ狙いどころは良いのではないか。