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趣味は読書、咀嚼

2019年09月14日 23:44

僕は七ヶ月の未熟児で1700gで生まれたと、両親や親戚から何度も聞かされた。
心配して母が主治医に尋ねると、「心音がしっかりしているから大丈夫だろう」と言われて、安心したらしい。
父は僕が小さく見えるのを嫌がって、縦に抱いていたらしい。
そして、ものを食べられるようになると、ともかく沢山口に頬張らせて、食べさせたらしい。
僕は、子供の頃から、あまり良く噛まずに、頬張って早食いする癖がついていた。
最近、思うところあって、今更ながら、よく噛んで食べてみようと思って少しずつ試している。
少し前に、面倒なので昼をコンビニ菓子パンで済ましていた時期があったのだが、ホイップクリームの入ったパンが好きでいつも食べていた。もちろん、粗噛みで。
その時は、美味しかった。
そして、一口30回噛むと決めて、実行すると、最初は美味しいのだが、やがてホイップクリームが異常に甘く感じられ、終わりの方は甘過ぎて、気持ちが悪くなってしまった。
大袈裟に言えば、僕は56年以上、よく噛まずに、早食いして来た。そして、その食べ方で、美味しいと思うものが、幾つもあった。
しかし、よく噛んで食べたら、それは案外不味かったかもしれず、嫌いだったものも、よく噛んで食べたら美味しかったかもしれない。
とにかく、食べ物の味に、無知だった。
そして、読書も同じではないかと、思い出した。
多くの作家文学者は、教科書に作品が載ることに批判的だ。
恐らく、自由に読んで感じることが制限されるからだろう。
しかし、採択された短編なり、詩なり、短歌俳句なりを何度も読んで、鑑賞するのは、悪いことではないと思う。
読み終わったけれど、あまり良く覚えていないなどということは、最近よくある。
分かるために、戻って読み直したり、意識して、頭の中にイメージを湧かせる努力をするのが、これからのあまり長くない読書生活には、大事かもしれない。
わざとらしいが、本もよく咀嚼する方が良い。

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