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趣味は読書、短編

2019年09月08日 00:37

探していた大江健三郎文庫本を買った日、実際、四冊本を買っていた。
大江健三郎の本二冊、それと、僕の本当に個人的な思い出で「新八犬伝」の小説版の四巻あるうちの一巻目。
そして、「Sudden Fiction」という、アトランダムな超短編小説集。
子供の頃、近くに本屋は無かったし、家にも本は無かった。
中学一年のある日、僕らの担当の国語の教師が伝染性の病気にかかり、病欠して、その代わりに、違うクラスを担当している教師が代理の授業をした。
と言っても、授業を進めるわけではなく、本を朗読したのだ。
星新一の「ボッコちゃん」だった。
その時の、星新一の印象が強く残っていて、最初に自分の小遣いで買ったのが、角川文庫星新一の「きまぐれロボット」と畑正憲の「海から来たチフス」だった。
どちらも面白かったのだが、特に星新一に惹かれ、少ない小遣いから、何冊も星新一ショートショートを読んだ。
さて、今「Sudden Fiction」は途中なのだが、どうもあまり面白く感じられない。
村上春樹訳者に名を連ねているから、人気なのかもしれず、僕の感性がズレているのかもしれないが、まだ、面白い作品に会っていない。
リチャード・ブローディガンの「アメリカの鱒釣り」もそんなに面白くなかった。
山川方夫の「夏の葬列」が良かったので、「安南の王子」というのを読んだが、こちらもそんなでも無かった。
有名作家短編集は、入門書として良いかもしれないが、長編面白いからと言って、短編が良いとは限らないのである。
しかし、手元の本は手離さない方が良い。
違う時に読んだら、或いは何年かもっと、十年先に読んだら、とても面白いかもしれない。

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