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天国からの母親の愛

2015年07月11日 15:47

天国からの母親の愛

ドイツ人のある神父さんの子ども時代の話です。
その神父さんは、7人兄弟でした。
皆、男の子、腕白で、いたずら好きな子どもたちばかりだったそうです。
あるとき、8人目の子どもをお母さんがお腹に宿したのですが、大変な難産となりました。
中絶すれば、母親は助かるが、生めば、母親の命は助からない」
そう医師から宣告されます。
子どもは、一番上が12歳、下の子に至っては1歳でした。
母親を必要とする小さな子どもたちばかりです。
彼女は、ずいぶん悩みました。
愛する夫と相談し、祈り、そして決断しました。
7人の子どもたち全員を病室の枕元に呼んで、こう言ったのです。
「お母さんは、いよいよ神様のお呼びがきた。それが神様のお望みだから、お母さんはお応えなくっちゃ。
でも、お母さんのことは、心配しなくていいんだよ。
もうすぐお母さんは、天国に行くのだから。
お母さんは、おまえたちのような良い子どもに恵まれて、とても幸せだった。
そして、天国でもおまえたちの成長を見ながら幸せだからね。
さみしがってはいけないよ。
泣いてはいけないよ。
お母さんは、いつも、どんなときも、神様といっしょにおまえたちのそばにいるからね。
お母さんが、いつも、どんなときでも神様といっしょにおまえたちを守っているからね」
やがて母親は8人目の子どもを生んで亡くなりました。
子どもたちは、やがて立派な大人となりました。
戦争が始まると、男の子たちは皆、兵隊として戦地に送られました。
かの神父さん(まだ神父ではなかった)も、戦地で敵に捕まり、銃殺刑にかけられたことがあります。
目隠しをされ、仲間が一人ひとり銃声の後、次々と倒れていきます。
「いよいよ、自分の番か」
もはや最期とあきらめたとき、自分の直前で、なぜか刑の執行が中止され、救われたのだそうです。
戦後、兄弟は全員が無事に戦後を迎えることができました。
敗戦ドイツにおいては、奇跡的なことです。
その後、彼は「神父になって日本に行きたい」という少年の頃の夢をついにかなえました。
ちなみに、母親の命と引きかえに生まれてきた赤ちゃんは、唯一の女の子でした。
その女の子は、6人の子ども母親となり、いまでは多くの孫に囲まれているそうです。


母親は命懸けで子供を生みます。
生まれた子の幸せを願い、できる限りのことをして育てます。
たとえ、早く亡くなっても、子供をずっと見守っています。
それが母親の愛。
誰もが母親から生まれました。
誰もが愛をもらっています。
(※一部違うと思う方もいるかもしれませんが)

★きっとよくなるヒント★
生んでくれた、育ててくれた母親に感謝

このウラログへのコメント

  • SYUZO- 2015年07月11日 19:25

    残された子供の事をや自分の命

    想像を絶する決断ですね
    ( ̄ー ̄)

  • なな♪ 2015年07月17日 15:57

    克己さん:親孝行たまにしてますか?

  • なな♪ 2015年07月17日 15:57

    SYUZO-さん:厳しい決断ですよね…(>_<)

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