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書籍:すぐ忘れる男 決して忘れない女

2015年07月06日 21:13

今日の紹介は、マリアン・レガト氏の著書です。

■すぐ忘れる男 決して忘れない女
マリアン・レガト(著)
下村満子(監訳)山田睦子(訳)

男脳」と「女脳」の違いを、医療の観点から解説した本です。
なぜ、男女の会話は噛み合わないのか?
真相がわかる本です。
ビジネスでもプライベートでも役に立つ内容かも。
それでは特に参考になった話を紹介していきます。


女の子の方が数学が「不得意」である場合、社会的価値観を刷り込まれていることが原因かもしれない。
女の子であるという理由だけで成績が悪くなると言われて、数学の試験を受けた女の子たちは、そのような偏見を耳にしなかった女の子たちに比べて、成績が振るわなかった。
又、女子高で学ぶ生徒の方が、男女共学で学ぶ女子生徒よりも数学の成績が良い傾向にある。
暗に男子生徒と比べられることがないからかもしれない。
(P38引用)
本書の著者の上の世代は、理系に進む女性が本当に少なかったらしい。
上の世代の女性医師で、「私は医学部卒業式で初めて女性の医師に出会った。それは私自身」と言っていた人もいたらしい。
現代は、理系に進んでいる優秀な女性も多い。
私の周りにも沢山いる。
要は何が言いたいのかというと、変な思い込みを植え付けるなということである。
プラシーボ効果という心理学的用語がある。
例えば、頭痛がして頭痛薬を飲んだとしよう。
勿論医学的に有効な成分が入っているのだが、以前、私は飲んだ瞬間に頭痛が治ったことがあった。
それは飲むことでよくなるという思い込みが作用したからだ。
教育において、悪い刷り込みよりもいい刷り込みをするほうがいいのは当然のことだろう。

●恋に落ちるとセロトニンという物質の分泌量が減り、強迫神経症の人と同じレベルまで下がることがある。
セロトニンの低下は、うつ病と強い関連性があり、最も普及しているプロザックなどの抗うつ剤セロトニンの伝達を強化する薬。
恋とどう関係があるのか、不思議に思われるかもしれない。
しかし研究者たちによれば、誰かにぞっこんである人と、強迫観念に取り付かれた人は、非常に似通っている。
例えば、最近好きな人ができた友人から、その男性の素晴らしさを延々と何度も聞かされたことがないだろうか。
脳内セロトニン濃度が低下したため、ものすごい集中力と変質的な関心レベルが現れるのだ。
又、恋の有頂天な状態から一転、急に不安に陥り、彼から2度と電話がかかってこないのではと不安になり、彼と自分の愛称は良くないかもしれないし、こんなに思い焦がれているのはばかげているのかもしれない、と自信がなくなってしまうのも、セロトニン低下が原因とも考えられる。
つまり恋愛初期の輝きは、いくつかの化学物質がもたらすものであり、違法薬物の作用と似た感覚なのだ。
そして相手に夢中になっている期間中も、脳は司令部として機能し続ける。
(P64引用)
恋をしている時、相手のちょっとした動作を拡大解釈してしまうことがある。
特に恋の始めはそうだ。
恥ずかしい話、私も男のくせに、若い頃、変な拡大解釈をして、悪い方へ行ってしまったことがある。
セロトニンという物質の分泌、これは意識しておくようにしたい。
そうすれば小さなことで一喜一憂して心を乱されることもなくなる。

女性は男性よりもストレスの原因となる出来事を覚えている、という事実がある。
これにはエストロゲンという化学物質がからんでいる。
例えば、平均77歳の男女を対象にした研究によると、かなり年配の女性であっても、過去の記憶に伴う気持ちの強さが、男性に比べて強いという。
その理由を見てみよう。
感情を乱す出来事はあったとき、女性の脳は男性に比べて広い範囲の神経細胞エストロゲンによって活性化されるため、ストレスを強く感じるだけでなく、副腎がストレスホルモンを長く分泌する。
コルチゾールというこのホルモンは、記憶力増進の天然成分である。
だから、過去の不快な出来事を思い出すだけで、当時と同じ悲しみや動揺を感じるのである。
これは、進化論上の意味があるという。
子育てをするのが主に女性であるとすれば、どの草が毒を含んでいるとか、どこの水場が牙を持つ動物の縄張りであるかといった、危険な状況を記憶しておくことに越したことはない。
一方で、男性にこういった能力がないのも、進化論上納得がいく。
マンモス狩りがどれほど怖かったかを鮮明に覚えていたら、次の狩りには行きたくなくなるかもしれない。
男性が勇敢に獲物を捕ってきてくれないと、食いはぐれてしまうわけだからこれは困る。
男性が喧嘩の内容を覚えていないということに女性はショックを受けるようだが、言い争いの位置付けが男女でとくに大きく異なる原因はここにあるかもしれない。
(P102~103引用)
女性から男性に対して、「前も言ったよね、何で覚えてないの?」と問い詰めている場面を目にすることもある。
でも、これは女性と男性の、脳の仕組みの違いなのです。

●会話は早めに終える
会話はいつ終えるべきか、という点でも男女の意見は分かれる。
女性は顔の表情や身ぶりを読み取るのが得意なので、会話の途中で彼が飽きてきたり苛立ってきたら、時には彼自身より先に気付いてしまう。
そういった場合、女性にとっては、まだ前置きが終わったばかりというときであっても、さっさと切り上げること。
誰だって疲れていれば調子は出ないし、特に男性は会話に対するスタミナが女性に比べて少ない。
話し足りない場合は、別の時間に話の手続きをしてもいいか、彼に聞いてみよう。
目的を達するまで、何回か短い会話の場を持たなくてはいけないかもしれない。
女友達との長時間のおしゃべりとは異なったペースかもしれないが、そうした方が満足のいく結果が得られるはず。
(P131引用)
男性は女性に突っ込まれると、イライラし出す。
よくある光景です。
そもそも男性より女性のほうがコミュニケーション能力には長けています。
本書にあるように、男性は会話に対するスタミナがありません。
単純接触効果のように、何回も短く会話を続けていくほうが、男性には響きます。
会話は短めを心得るようにしましょう。

このウラログへのコメント

  • SYUZO- 2015年07月07日 07:34

    よく言われてることの具体的な解説ですね
    興味深いです

    この本のタイトルでひと小説書けそうですよね

  • なな♪ 2015年07月08日 00:26

    克己さん:有難うございます♪男女の違いを知るって興味深いですよね(*^^*)

  • なな♪ 2015年07月08日 00:28

    SYUZO-さん:確かに(笑)自分で成程と感じる部分ありそうでしたか?

  • RyuTa 2015年07月12日 08:36

    なるほどなーφ(.. )

  • なな♪ 2015年07月19日 23:48

    RyuTaさん:お返事おそくなりました
    ※ありがとうございます(*^^*)

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