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成程話:[空腹]が人を健康にする

2012年08月03日 09:47

グモクリニック総医長南雲吉則氏の心に響く言葉より

人類の歴史の大半を占めていた飢餓の時代を生き抜くにあたって、私達の祖先は少ない食べ物の中からできるだけ多くの栄養を吸収しようとする遺伝子を獲得してきました。
それが[生命力遺伝子]を構成する遺伝子のひとつ[飢餓遺伝子]と呼ばれるものです。
ようやく食べ物にありついても、次はいつありつけるかわかりません。
そこで少しでも食べ物を摂取すれば、それをすかさず脂肪として体に蓄える体質を獲得しました。
そう、私達の体はちょっと食べるだけで太るようにできているのです。
そうでなければ私達の祖先飢餓との闘いの歴史を生き残ってこられなかったでしょう。
それによって人類はこの17万年を生き抜いてきたのです。
最近にわかに注目を集めているのが[延命(長寿)遺伝子]、正式名[サーチュイン遺伝子]です。
その発見のきっかけはそもそも[私達の体は空腹であればある程生命力活性化し、若返るのではないか]という仮説でした。
実際にあらゆる動物で餌の量を変えて生存期間を観察してみたのです。
するとアカゲザル、ラットモルモット等あらゆる動物実験において餌の量を40%カットした時が1番延命効果が高く、なんと寿命が1.4から1.6倍にも延びたのです。
それだけではありません。
飽食の猿は毛が抜けて顔の皮膚がたるみ老化が進んだにもかかわらず、食餌制限した猿は毛並みがつやつやして皮膚にも張りが出てきたのです。
更に調べていった結果、この遺伝子は空腹状態におかれた時人間の体内に存在している50兆の細胞の中にある遺伝子をすべてスキャンして壊れたり傷ついたりしている遺伝子を修復してくれる、ということが明らかになりました。
これは寿命だけでなく、同時に[老化や病気をくい止める働き]にも関与しているということを示しています。
昔から[健康の秘訣は腹八分目]として人々が満腹を戒めてきたのはこのような遺伝子をしっかり発現させるようなライフスタイルを心がけろといっているのです。

『[空腹]が人を健康にする』サンマーク出版


南雲先生は一日一食で20歳若返る、と提唱する。
ある程度の飢餓状態、すなわち空腹感を感じることが、人間の免疫力や種の存続率が高くなるからだとか。それは飢餓状態にある国こそ出生率が高いという事実でよくわかる。実際、食べ物の心配のない先進国ではどんな策をとっても出生率の低下には歯止めはかからない。断食療法で病気が治ったり、癌が消滅したというような信じがたい事実もここに根拠があるのかも。以前、干拓地で作った塩トマトの話を聞いたことがある。塩分が土壌にまざっていて養分も少ない干拓地では食物は育ちにくいが、そこで試しに作ったトマトは大きくはならないが、抜群の甘さを誇り、人気に。飢餓感なく、甘やかされて育った食物は水っぽく、ぶよぶよでおいしくない。まさにこれは人間も同じ。『「空腹」が人を健康にする』時にはあえて、過酷な状況に身を置くことも必要かも。

このウラログへのコメント

  • かずや 福山 2012年08月03日 17:40

    僕もログに書きました(笑)現在一日二食です甘いものと肉を控えています。いい本に出会えました

  • なな♪ 2012年08月03日 23:47

    店長Aさん:なるほど~ 私は夕飯の時間が遅くで

  • なな♪ 2012年08月04日 23:47

    義男(福山市・既婚)さん:あまりにも食べないのは体が弱るし食べ過ぎると免疫力が下がるらしいですもんね

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