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成程話…オヒョイさん

2012年06月22日 09:24

成程話…オヒョイさん

医師の鎌田實氏の心に響く言葉より


藤村俊二さんいお会いした。
ビシッとしたスーツに綿のチーフ、ノーネクタイ
寸分の隙もないカッコよさ。
77歳。
自分を[ジイさん]だと言う。
「僕は若い頃から人と比べると不幸が始まると思ってきました。人よりいい服が着たいとか、うまい物が食べたいとか、いい仕事をしたいと思うこともあるけど、そんな時はこう考えるんですよ。誰だって誰かと比べたら足りないし、比べ始めたらきりがない。でも、自分がこれで十分だと思えば十分じゃないか。人と比べるより自分の好きな物や自分らしい物を基点に生きる方がずっと楽しい
人と比べて無理をせず、あるがままを喜ぶ。
くよくよ悩まず、なるようになると覚悟を決める。
問題を解決しなければと執着せず「まあ、いいや」と思う。
そんな生き方をしているという。
[オヒョイ]が藤村さんのニックネーム
なぜそう呼ばれているのか理由を聞いた。
「嫌な事から逃げるんです。ヒョイッと」
笑いながらそう言う。
まるで子供の様なあどけない顔だ。
「例えばお酒飲んでいて嫌な奴が来たらそのままヒョイッと他の店に行ってしまったりなんかして(笑)。うまいんです、逃げちゃうの」
いいな、と思った。
逃げることって、ムダな争いや、しても仕方ない抗いをしないですむ知恵なんだ。
「頑張らないというのは格好いいことです。頑張っている姿を見せるのは格好悪い。水面をスイスイと泳いでいる水鳥も、水中では一所懸命もがいている。しかし、私はもがく姿を見たくないし見せたくないんです」
勿論、ヒョイッと逃げるのが得意なオヒョイさんだっていつも逃げているわけじゃない。早稲田大学文学部演劇科ニ年の時、理論や歴史を教えるだけの授業に物足りなさを感じて大学を中退東宝芸能学校でダンスと歌を習い、日劇ダンシングチームに入った。その後パリ渡り、安アパート屋根裏部屋を借りてパントマイムの学校に通った。
嫌な事はしない代り、やりたいと思ったらすぐやるのがオヒョイさん流。
見えない所で沢山の努力をしている。

『人は一瞬で変われる』集英社


[三十六計逃げるに如かず]という中国の故事がある。
策略は沢山あるが、困ったときは一旦逃げて兵力を温存し、機を見て再起をはかることの方が上策だということ。
孫子兵法の中には真正面から戦うという事より[いかに弱くみせるか][勝ち目がなかったら戦わない][戦争はやらないに越したことはない]というような教えが幾つもある。
本当の武術の達人は豪腕の人ではなく、力を抜くことを知っている人。
脱力してヒラヒラとしていながら、芯は強い。
「頑張っている姿を見せるのは格好悪い」
猛烈に頑張っても、人前では努力カケラも見せない、飄々とした人でありたい。
(勿論簡単じゃないんですが)

このウラログへのコメント

  • タカヒロR 2012年06月22日 23:59

    藤村さんは逃げてる訳じゃない

    信念を持ってトラブル回避してる人、要は大人な人ですね

  • なな♪ 2012年06月23日 23:58

    タカヒロRさん:そうですね何でも逃げてる人とは違います

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