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悲しいけど素敵な話…自慢の娘
2012年06月13日 09:44
ある女性のお父さんが病気で長期間、入院していました。
彼女はお見舞いに行ってあげたいといつも思っていたのですが、仕事が大切なプロジェクトを任されて忙しかったのと、遠く離れた実家の近くの病院だったので、なかなか行くことができませんでした。
ある晩、会社から家に帰ると、お父さんが入院している病院から
「容態が悪化したので、すぐに来てください」
というメッセージが留守番電話に残されていました。
病院に急いで向かいながら彼女は
「こんなにすぐに容態が悪化するなんて思わなかった。何で休みを取って会いに行かなかったのだろう」
と後悔していました。
残念ながら、お父さんは彼女が病院に着く前に、亡くなってしまいました。
病院の待合室で彼女が
「お父さんの最後に会ってからもうずいぶんになる。私のことを忘れてしまっていたかもしれない・・・。もう一度お父さんに会いたかった」
と、落ち込んでいると年配の看護婦さんに
「あなたが○○さんの自慢の娘さんね」
と話しかけられました。
だまって、頷く彼女に看護婦さんは
「お父さんはいつも『私にはかわいい娘がいてね。1人遠くでがんばって仕事しているんだよ。これは高校の時に、全国大会に出場した娘の写真が載った新聞なんだ』と言って新聞の切り抜きを見せてくれたのよ・・・」
と話しました。
彼女はお見舞いには行けませんでしたが、お父さんの心の支えになっていたと思います。
そして、お父さんが自慢してくれたことが、これからの彼女の心の支えになると思います。
死は人と人を別れさせますが愛してくれた気持ちは永遠に残ります。
出典
[大切な人に贈りたい24の物語]
中山和義著
フォレスト出版
「一生を終えて
後に残るのは
われわれが集めたものではなくて
われわれが与えたものである」
byジェラール シャンドリ
このウラログへのコメント
与えて残していきたい。親から子どもへの愛情のように、ただ相手を思いやることが尊いと思いました。
しゅうくりいむさん:本当にそう思います。改めて考えさせられちゃった
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