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成程話…ドアは笑って開けて下さい

2012年06月08日 09:35

成程話…ドアは笑って開けて下さい

永六輔氏の心に響く言葉より


映画評論家淀川長治さんが、晩年、背筋をちょっと痛めて入院した時、お見舞いに行きました。

すると病室のドアに便箋が一枚張り付けてあって、淀川さんの字で「このドアを開ける人は、笑って開けて下さい」と書いてあります。

僕はいかにも淀川さんらしいなと思いながら、にっこり笑って「こんにちは」と部屋に入りました。

そうしたら、僕の顔を見た淀川さん「あんたはいいの」

「え?だって、笑えって表に書いてあるじゃない」

淀川さんがいうには、あの張り紙看護師さんに向けて書いたんだ、と。

看護師さんは兎に角忙しい。

仕事もきつい。

だから顔つきがとんがったり、角ばったりしがちになる。

中々笑顔というわけにはいかない。

だけど看護師の表情が硬いと、患者はそれでなくとも気持ちが沈みがちなのに、何か悪い事があったんじゃないかと、余計な心配をしがちになる。

看護婦さんがパッと笑顔で入ってきてくれるだけで、どれだけホッとするか。

それで淀川さんは部屋のドアに張り紙をした。

そうしたら最近になって、やっと笑顔で入ってくれるようになった、というわけです。

で、淀川さんの部屋を出た後ナースセンターに寄ってみたら「永さん、あそこ張り紙がしてあったでしょう?見ました?」と師長さんに聞かれました。

「ええ、見ました。看護師さんが笑うようになったって、淀川さん、いってましたよ」

「そうなんです。淀川先生以外の病室に行っても、看護師達が笑うようになったんですよ」

そういって師長さんは、嬉しそうに笑いました。

便箋一枚に書かれた張り紙が、看護師さん全部を笑顔にした。

看護師さんが笑顔になると、病室全体がなんとなく明るくなった。

『日本に生まれてよかった!』(永六輔&ケン・ジョセフ)徳間書店


面接等をする時、第一印象はドアを開けて入ってきた時の表情。
とびっきりの笑顔で入ってきたら、部屋全体がパッと明るくなる。
セールスの人も、感じがいい人は同じ。
明るく元気な声と笑顔がある人とは、何にか話をしてみたくなる。
「一笑 一若 一怒 一老」
一つ笑えば、一つ若くなり、一つ怒れば一つ老け込んでしまう。
一つ笑えば、自分もまわりも、一つ元気になる。
「ドアは笑って開けて下さい」
全てのドアの前に、この張り紙がある気持ちでドアを開けられたら素敵だろうな♪
…接客の仕事する方は特にこれで大きな差がでそう…

このウラログへのコメント

  • しゅうくりいむ 2012年06月08日 20:58

    紙を貼るまで行動するところが凄いですね。モヤモヤとしたところをすっきりさせてくれる感じです。

  • なな♪ 2012年06月09日 00:19

    しゅうくりいむさん:ですね貼ると見た人は意識するようになるのかもしれないね

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