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印象的な言葉:なんで言えなかったかな
2012年05月25日 09:20
タレントの“みのもんた”さんの奥様がお亡くなりになりました。
みのさんの会見での言葉が胸に響きましたので、紹介を。
記者「奥様のお仕事は?」
僕のスタイリストをしてくれて、僕と一緒に番組に参加する気持ちで取り組んでいました。
癌は侮れない大変な病気だけれど、でも今は克服できる時代だと希望を持っていました。
「誰にも言わないでほしいし、誰にも迷惑をかけたくないし、貴方と子供達で支えてほしい。絶対に公にならないように、世間を騒がせないようにして下さいね」と言われていました。
私は番組終わりにその日の新聞を持って、毎日病院に通う日々でした。
病院も大変協力してくれて、お陰様で誰にも気づかれなかった。
「貴方はお喋りだから喋っちゃだめよ」と言われていましたね。
記者「体は辛かったんですね?」
そうだったと思います…。
彼女は毎朝3時に起きて衣装を僕に渡し、5時半に番組がスタートすると、デスクの女性と話していた。
毎日。
入院してからは病院に許可を貰って携帯電話で。
療養生活なんだからやらなくていいと言ったんですが、
「急に朝連絡が取れなくなったらおかしいでしょ? 自分の責任もある」って、毎朝電話で衣装のチェックをしてくれた。
だからスタッフも誰も気がつかなかった。
夏休みを取るまで(スタイリストを)続けていました。
夏休み後は「まだニューヨークですか?」とスタッフに言われて「うん」と答えていた。
記者「ニューヨークの時間は大切な時間になりましたね」
そうですね。
今、しみじみ思います。
彼女が元気でいる時は当たり前のように感じていましたけれど。
まだ、3日も経っていませんけれど、喪失感は大きいです…。
丁度50年の付き合いだから当たり前だと思っていたが、大事な存在だったんだな。
僕と一緒に番組に参加する気持ちでやってくれていた。
日に日に強く思います。
何でもっと早くに気づかなかったのかな。
記者「一番の思い出は?」
沢山ありますけれどね。
これからも沢山出てくると思いますし。
ただね、(自宅に)帰ってきて、自分で衣装室ってあんまり入らない。
入りましたら…(6月の衣装の準備まで)綺麗にできてたんだ(涙を流す)。
それを見た時が本当に辛かったです。
あくまでも僕個人の問題ですので、一般の方々に迷惑をかけたくない。
辛いです。
何がって言われると、うまく言えないけれど。
愛おしいなっていう気持ちが強いです。
今日のこの衣装は、(妻が用意した)今日のものです。
7月からの僕の衣装は、頓珍漢になると思います(笑顔を見せる)。
記者「いつも言っていたことは?」
いつも怒られていました(笑)。
「もっと相手に喋らせて」とよく言われました。
記者「奥様はどういう人でしたか?」
子供は3人いますが、僕を含め4人みたいなものだった。
(点数を付けるなら?)100点満点。
してあげたかったことは沢山ありますね。
できればもっと優しくもっと一緒にいるべきだった、いてあげたかった。
記者「奥様への言葉を」
生きているうちに、何で言えなかったかな。
一日一日、眠ったような顔でいますでしょ?
こんなに愛おしい人がいたんだなってことが分かりました。
本当にお辛い時だと思う。それでも、記者会見をして語るみのさんは、やはり奥様の事が大好きで大好きで、いつも陰で支えてくれていた事を多くの人に伝えたかったのかな…と思った。「ありがとう」という感謝の気持ちと共に、今の自分がいるのは奥様のお陰だよ!って。
奥様のご冥福をお祈りいたしますm(_ _)m
このウラログへのコメント
みのもんたは、余り好きじゃないけど、奥様は、素晴らしい方でしたね
ご冥福を、お祈りします
管理貞操帯さん:ですね。奥様に活かされてたのかも
幸せな夫婦と思いますね。相手を思いやり、失って大切さを実感するんだろうけど、大切にしてきたことは真実
しゅうくりいむさん:ほんとだね。しばらく悲しく苦しいんだろうな
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